いよいよ開幕!

2008年10月28日 カテゴリ:高校蹴球08-09

高校サッカー選手権、開幕!
 
たった3週間で決まるたった1枚の代表キップ
12/30、国立競技場の開会式を目指して
49校の戦いがスタートです
 
≪ここでPR≫
携帯サイト・ポケマウでは大会の特集記事満載!
そちらもぜひぜひご覧下さいませませ
 
この土日は1・2回戦
 
シードを逃したチームが滑り出す1回戦は
防府西グラウンドで取材
 
081027_1.jpg 
 
 
●【小野田4-3岩国工】
(前半0-3、後半4-0)
 
06年のベスト4=岩国工
07年のベスト4=小野田
 
近年に”維新公園”を経験した両校の激突は
前半岩国工が3-0と大量リードで折り返し
 
よくサッカーの世界では
逆転劇が起こりがちな[2点差]は、
危ない点差といわれ、
 
逆に3点差は
セーフティーリードの指標となる
 
しかし
 
3点ビハインドの小野田、
後半13分に1点を返しその後16分に1点差
31分に追いついて残り5分ついに逆転!
 
1・2年生中心のチームが
3年生中心の岩工を後半は完全に凌駕
 
3点差をひっくり返した試合は僕自身初めて見た
びっくり
 
小野田は翌日の慶進戦で敗れ
2年連続のベスト4ならず…
しかし取材した初戦の勢いを忘れなければ
また来年以降の活躍が期待できそう
 
081027_2.jpg
 
 
●【宇部工0-1山口】
(前半0-1、後半0-0)
 
春の中国大会予選で8強に入った宇部工と
過去全国18回出場の古豪・山口の対戦が
1回戦でいきなり実現
 
実はこの組み合わせ、3年前にもありまして
その時は宇部工が勝利 そのまま一気に4強へ
 
いわば因縁の対決
 
前半半ばにカウンターが決まり山高が先制点
 
宇部工はシュートが何度もポストやバーに弾かれて
どうしても1点奪えず
 
1回戦屈指の好カードは
こちらも2年生中心の山高が走り勝ちの格好
 
その山高、翌2回戦で
これまた2年連続で防府西に完敗…
 
1回戦の出来を見れば
久しぶりの上位進出もあるかなあと思っていただけに残念
 
16強入りの防府西はシード校の面目を保ち
3回戦は田布施工の挑戦を受けます
 
 
翌2回戦は高川学園グラウンドにて
 
081027_3.jpg
 
 
●【県鴻城6-1豊浦】
(前半3-1、後半3-1)
 
2年前の準優勝・県鴻城
 
今年は中国大会予選でベスト8に入りながら
IH予選で取りこぼしてノーシードからのスタート
 
一方の豊浦は
2月のユースリーグ・ベスト4、中国大会予選、IH予選
いずれもベスト8に進出
 
今年は安定した結果を残してきたがしかし、
 
そのIH予選を最後に3年生全員が受験勉強の為《引退》
シード権を持ちながらこの大会は
1・2年生の新チームで挑戦となった
 
先述の山口・小野田の例をあげるでもなく、
 
1・2年主体の若いチームは
勢いに乗ったら手がつけられないが
劣勢に立つと脆い
 
試合は常に豊浦がボールキープして形を作る
しかし3年生主体の県鴻城は慌てず
ここ!という時にはきっちりチャンスを掴む
 
失点すると往々にして取り返そうと焦り
バランスが崩れてしまう
バランスが崩れると相手に突かれまた失点
 
能力的には両校互角といえたこの試合、
 
しかし
先述した2試合とは正反対の[若さ]が出た
 
シード唯一の初戦敗退
しかしこの悔しさを忘れなければ
来年の豊浦はかなり強くなるはず!
かなり期待してます!
 
一方着実に加点しまたも大勝の県鴻城
これで2試合33得点!
3回戦も2年生主体の徳山と対戦するが
経験が吉、と出るか?
 
081027_4.jpg
  
 
●【下中工2-0厚狭】
(前半0-0、後半2-0)
●【 同 1-0宇部高専】
(前半0-0、後半1-0)
 
2月の県ユースリーグ(旧新人大会)準優勝と
滑り出し好調だった下関中央工、
しかし中国大会予選緒戦敗退
IH予選は西京にPKで敗れシードならず
 
いわばシードに最も近いノーシードである下中工は
2試合共取材しました

180cmの長身センターバック下村選手を中心にして
守備に安定感あるチーム
 
しかし、1回戦・厚狭戦 2回戦・宇部高専戦と
下中工本来の持ち味である攻撃陣が決定機を決めきれず
逆に厚狭・宇部高専の粘りが際立った試合
 
下中工は土曜の3回戦
16連覇がかかる高川学園と対戦
 
この1週間でどう修正して来るか楽しみ
 
 
●【高川6-0宇部鴻城】
(前半3-0、後半3-0)
 
去年の準々決勝の顔合せが2回戦に実現
連覇かかる高川・快勝
 
サッカーでは点が動き易い[時間帯]がある
それが
前後半開始10分と前後半残り10分
更に点が動いた後の10分
 
それはすなわち選手が一番浮き足立つ時間帯といえる
 
高川が奪った6点の時間帯の内訳は…
前半7分・29分・39分
 
後半は
5分・33分・36分
 
渡邊新監督の初陣は時間帯のセオリー通りに
着実に加点して貫禄の緒戦突破
 
土日の2日間で33校が敗れ去った、今年の選手権県大会
 
惜しくも敗れた選手の皆さん!お疲れ様でした
悔しい気持ちはずっと心に秘めて忘れずに、
でも今はゆっくり休んで下さい
 
残るは16校
 
11/1(土)は3回戦
11/2(日)は準々決勝
 
残った全てのチームに与えられた
5日間の調整日を上手く使って
 
また今週末も最高のパフォーマンスに逢えますように・・・
 
10/27  文責・竹重雅則
 
 
----------------------------------------------------- 
第87回全国高校サッカー選手権大会山口県大会のページ