高橋 良の優・良・可・不可

入社2年目の2005年6月。
　
初めて少年サッカーのベンチリポートを担当しました。
　
全国大会がかかった決勝は、当時連覇を続けていた
山口サッカースクール・通称SS(青のユニフオーム)vs
初優勝を狙うFC山口(赤のユニフオーム)という
山口ダービーでした。
　
右も左も分からない僕は、先輩についていくことだけで必死。
　
10人を越えるPK戦までもつれて決着した試合は、
SSに凱歌があがりました。
　
この試合の現場で見て感じたことを、
このブログに書いたことを覚えています。
　
青のSSと赤のFC山口を、青のインテルミラノと赤のACミランに例えて…。
　
その試合で出会った選手たちは今、高校3年生。
　
最後の高校サッカー選手権を迎えています。
　
小学校以来サッカーを続けていて、再会した選手が何人もいます。
　
男の子から男になり、野性味溢れ、精悍な顔つきに変わっています。
　
そして、小学生の時には出会えなかったけれど、
サッカーを続けていてくれたからこそ、
この年代で出会えた高校3年生の選手たちがいます。
　
また、今は山口を離れて活躍していて、
日の丸を背負うまでになった高校3年生の選手もいます。
　
節目の第90回全国高校サッカー選手権。
　
山口県大会は、高川学園・西京・聖光・下関中央工業の
4チームに絞られました。
　
今大会の第1シードから第4シードです。
　
土曜日に準決勝2試合が行われます。
　
第1シード高川学園vs第4シード下関中央工業
第2シード西京vs第3シード聖光
　
そして、日曜日に決勝です。
　
果たして、90回大会の結末は、復活か返り咲きか、初優勝か…。
　
頂点を決める準決勝・決勝は、
新装なった山口市・維新百年記念公園陸上競技場で行われます。
　
おいでませ！山口国体で、数々の名勝負が生まれた維新の競技場は、
サッカーでは、この高校サッカー選手権、
ベスト4の激突がこけら落とし。
　
そして迎える節目の大会の決勝…。
　
実況を担当します。
　
サッカーを通して出会えた人たちに、有り難うの気持ちを持って、
実況席に向かいます。