2010インターハイ予選
2010年6月23日 カテゴリ:お暇なら来てよね
早いもんで今年もこの季節!!
高校サッカー、夏の陣
山口代表を決める一発トーナメントは
6/12準決勝、6/13決勝
沖縄行きを決めたのは…西京
3年ぶりの県大会優勝おめでとうございます!
準決勝・決勝は全て1点差以内での決着でした
その模様を振り返ります
○準決勝第1試合
高川学園1(延長)1、PK5-3聖光
新人大会で優勝した高川は第1シード
春からのプリンスリーグ中国(PL)、
県外の強豪相手に対しては
平均失点が2とやや多く、苦戦が続いているが
このIH予選は準決勝まで無失点で来ている
一方の聖光は新人大会ベスト8
ここ数年県内の強豪の一角として成長してきているが、
全国がかかった大会では
過去取りこぼしが多く、意外な事に4強初進出
新人大会で敗れた試合(2-3山口)もそうだったが、
点の取り合いを勝ち上がるのが彼らのパターン
果たして…
当日のおのだサッカー交流公園は、とにかく強風!
しかも風向きが一定しない
日差しが強いので風があると過ごしやすいが、
監督が指示に立つと、椅子がそのまま倒れ、
机の上の手帳まで吹き飛ばされる始末
メインポールの旗の向きを見ればお分かりだろうか?
当然、サイドへの展開やサイドからの浮き球のパスは
風に流され正確性を欠いてしまうので
縦へのパス、足元へのパスが多くなる
そこで大事になるのが中盤の出足、だが
両チームとも一歩か、半歩遅い印象
ただし奪ってからの仕掛けは聖光やや有利で前半は0-0
そして後半立ち上がり
4分に訪れたワンチャンスを決めた高川が先制!
これが伝統校の底力か
聖光は8分、あっという間に追いつく
これが勢いのなせるワザなのか?
聖光はこのあとも何度も決定機を作るが決めきれず、
高川は足が止まった聖光のファウルから
セットプレーを何度も獲得するが
強い風の影響と半ば強引な直接狙いで全て単発に終わる
勝負はそのまま延長→PKへ
全員が決めた高川、守っては途中で交代したGKが1本を止め
辛うじて決勝に進んだ
○準決勝第2試合
西京1-0慶進
去年の選手権予選・準決勝の再戦
そこからメンバーの大半が入れ替わった西京だが、
今年は「パスワーク」に磨きをかけると
監督・スタッフも意気込んでいるように、
ハマった時には綺麗にパスがつながる
ただし、DFラインの裏への動きが少ない
相手DFを誘い込む崩しも見られず前半終了
一方の慶進は典型的なカウンター攻撃
やや前に急ぎすぎで形にならず、
前半はシュートわずか1本に終わる
そして後半8分
ペナルティボックスで仕掛けた西京に、
慶進DFが引き出されてギャップができた!
そこへ狙いすませたスルーパス
1対1を落ち着いて決め、西京先制
慶進はサイドの選手も
中に絞り中盤で数的有利を作ろうとする
その作戦は一旦ハマったように見えたが
西京の運動量が衰えず、後半も結局シュート2本に終わった
地力の差を見せ西京がファイナルに進んだ
そして
○決勝戦
西京1-0高川
この顔合わせは3年ぶり
3年前は0-0、PKで西京が勝ち初めてのIH出場を果たした
中盤での主導権争いが激しく、
パスがお互いなかなかつながらない
ジリジリした展開で後半へ
後半もサイドから組み立てる西京、縦に速く攻める高川
ただし両者なかなかシュートまでつながらない
次第に応援も途切れ途切れになる
迎えた後半22分、西京先制
右から遠目のフリーキックが前線にドンピシャ!
IH予選で初めて先制を許した高川は、
メンバー交代で打開を図るが
その後も形を作りきれなかった
そして試合終了
西京は3年ぶりのIH出場を決めた
-----------
その後西京は
岡山で行われた中国大会でも
鳥取・米子北、広島・瀬戸内という
全国大会代表2校を下し初の3位に入った
「中盤の守備と組立が課題」とは西京・兼行監督の談
課題を克服して、3年前の16強以上の成績を期待しています!
------------
そして
夏までの県内は今年も混戦模様
決勝で敗れIH3年連続出場を逃した高川・渡辺監督
喜びに沸く西京応援席を教え子と見つめながら
「まだこれで終わりじゃないから」とさばさば
ここまでの結果は、あくまで「ここまで」の事実
暑い季節でどこまで基礎体力が上げていくか?
結果が出なかった各チームの皆さんも
怯むことなくレベルアップして下さい
「これから」の未来を決めるのは、
君たち自身の取り組みいかんです
11月の選手権予選を楽しみにしています!