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GARY MOORE

2024年05月07日

久しぶりのゲイリー・ムーアさん。言わずと知れた「エメラルドアイリス」アイルランドの英雄。何度か生のライブを観ましたが、この方1曲目からラストまでの2時間強、とにかく全力でとばします。何曲かあるスローナンバーでも全力です。フルマラソンを始めからとばすみたいな感じを受けます。彼は通常のギターの弦より少し太いゲージを使用している時期があると聞いたことがあります。ある意味当たり前ですが、ストラトキャスターでのアーミングや派手なチョーキングでも決してピッチを狂わせない絶妙なテクニックを聴かせてくれます。しかも、リードヴォーカルを取りながらです。
 
ハードロックでのアプローチはもちろん、ジャズフュージョン的な感じも多く受けます。後半はどっぷりブルースを追及しています。ゲイリーが突然、ブルースに転向した時はとても驚きましたね。よく有名ギタリスト達がある程度の知名度が出たりして、ソロアルバム制作のライブ場合、原点回帰できるブルースを取り上げますが、そんなレベルではなく、恐ろしく気合いの入ったブルースアルバムをゲイリーは何枚も作りましたね。
 
今回オンエアは1983年大ブレイク以降のハードロックを集めました。今となってはとても貴重な時代です。ある時クリームのジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーと組んだ時は後ろで何が動いているのか…そんなこともありました。亡くなって13年…。早すぎた突然の死。しかし多くの名曲は不滅ですね。
 
次回はオールマン・ブラザーズ・バンドのオリジナルメンバー「ディッキー・ベッツ」お楽しみに。
 
今回オンエア
DON'T TAKE ME FOR A LOSER    
AFTER THE WAR  
RUN FOR COVER   
SHAPES OF THINGS TO COME   
FALLING IN LOVE WITH YOU 
EMPTY ROOMS

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