KRY山口放送のパーソナリティー
「北川 加寿美」のブログです。

スーパー歌舞伎

「四代目市川猿之助 九代目市川中車 襲名披露公演」
の幕が開きました。ヽ(≧▽≦)/
演目は、スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」。
三代目市川猿之助さんの代表作。
初演は1986年。
感慨深いです。(´¬`)
まだ、10代のころ、京都・南座で、
スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」を観たのが、
たしか1986年か1987年。
つまり、いま思えば、”初演”のときだったのですね。(o^-‘)b
とにかく話題になっていたことと、
「京都・南座」という劇場への憧れもあって、(人*´∀`)
いそいそと観に行きました。ε=ε=ε=ε=ε=(。・ω・)
梅原猛氏の原作という点でも興味がありました。
私の周りでも、ようやく「歌舞伎ブーム」が
始まろうとしていた頃でした。
そして――。
とにかく圧倒されたのを覚えています。(*/∇\*)
誤解を恐れずに言うならば、
歌舞伎という伝統芸能に基づいた、ミュージカル!!!
宝塚の舞台にも負けない豪華さ!!!ヽ(≧▽≦)/
舞台演出についても、
何人もが並んで大きな布を振って火や水の勢いを表現したり、
斬られた側の人は、舞台中央のセットから、
とんぼをきってセットの後方へはけたり、
といった表現方法に驚き、Σ( ̄ ̄ ̄Д ̄ ̄ ̄)
そして最後は、宙吊りでさっていく・・・。(。・o・。)ノ
学生席だったのか、当日券だったのか、
よくは覚えていないのですが、
とにかく2階席で観ていた私は、
この最後のシーンだけは、”近くで”観ることが出来て
得した気分になったものでした。( ̄ー+ ̄)
実は、もう1つ、印象的だったのが、
このときに、「みやず姫」の役に抜擢されたのが、
(二代目)市川笑也さん。
梨園の出身ではなく、一般から国立劇場歌舞伎俳優養成所を経て
役者になった人です。(o^-‘)b
いわば「大部屋」からの、異例ともいえる大抜擢。(ノ≧∇≦)ノ
彼の女形ぶりが、綺麗で、綺麗で。(人*´∀`)
そして、市川猿之助さんというのは、
こういうことの出来る人なんだ、と、
演目とともに”新しさ”を感じたのでした。
余談ですが、
その当時、世の中にはいわゆる”小劇団ブーム”が起こり、
東京を中心に多くの人気劇団がうまれました。
私が学生時代をすごした関西でも、
「劇団そとばこまち」や「劇団☆新感線」、
「惑星ピスタチオ」といった劇団が活躍していました。
そういった”小劇団ブーム”を牽引してきた劇団の
ひとつである、「第三舞台」は、
10年の活動休止期間を経て、昨年復活公演をスタート。
今年1月、その公演の千秋楽をもって、解散しました。
|||||/( ̄ロ ̄;)\|||||||
私たちファンは、1つの大きな時代が終わったように感じて
涙しました。(つд`)
「新しいもの」が「歴史」となり、
そして、また、新しい流れが始まる。
今回の公演は、その始まりのひとつとして、
ぜひ観ておきたいものだと計画中です。(≧ω≦)b