番組審議会
2024年9月度
9月度放送番組審議会は、ラジオ番組「捕鯨の現在地」(5月27日放送分)を視聴・合評しました。
今年3月、下関市で新捕鯨母船「関鯨丸」の引渡調印式が行われました。30年以上に渡り日本の捕鯨を支え、昨シーズンで引退した「日新丸」の後を継ぐ、世界唯一の捕鯨母船です。国産捕鯨母船建造は73年ぶりで、母港は下関です。捕鯨を取り巻く状況は複雑で、海外を中心に捕鯨反対の声があり、鯨肉の消費は全国的に低迷。鯨の資源を守り、国内外の理解を広めつつ、消費量の回復をさせることができるのか。商業捕鯨再開から間もなく5年。“捕鯨”の今を、レポートしました。
委員からは「1時間の中によくまとまっていて、教材としても使えると思った。」「聴いているだけで映像が浮かぶような場面が多く、制作の技術の高さを感じた。」「一回放送して終わるのは勿体ないので、映像化や全国放送を考えてほしい。」「メディアの良心を担保しているような番組だった。」「捕鯨についていろいろと問題提起する番組だった。」「出演者の受け答えが簡潔明瞭で、制作者のインタビュー能力の高さを感じた。」「未来に対して期待を持ちながら、同時に厳しい現実も描いていた。」などの意見・感想が出されました。
この他「ラジオ・テレビの10月改編」「放送番組に関しての苦情・その他の意見(7・8月分)」、「自社制作番組の情報等」について報告しました。
出席者は西﨑博史委員長、田邉恒美副委員長、今村孝子、白鳥匡史、末冨喜昭、山縣明人、渡辺美沙の各委員と、会社側は林社長、村重常務、久保取締役、惠良取締役でした。
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