◆テーマ
ついに山口で上映決定！映画「くじらびと」
　
◆ご出演
オフィスISANA　代表　堀永州平　さま
　
　
11月にこのコーナーで、2021年のナンバーワン映画間違いなしとご紹介した映画「くじらびと」が、ついに山口県でも上映されます。山口情報芸術センター「YCAM」で2月16日から観られることになりました。
　
写真家の石川梵さんが30年にわたって取り続けてきたインドネシアのラマレラという村。ここには今も銛一本で海に飛び込んで鯨をとる漁法が残っていて、人々が鯨とともに生きています。この村の鯨漁を撮影して24年前に伝説の写真集となった「海人」。今、時を経てドキュメンタリー映画になったのが「くじらびと」です。
　
昨年の公開から大反響を呼び、全国に上映の輪が広がりました。実は私も広島で観てきました。よく感動の涙と言いますけれど、感動し過ぎて涙も出ない、それくらいの傑作です。鯨漁のシーンはどんなアクション映画も敵わないほど圧巻のド迫力。そして村の人々の根源的な喜びや悲しみ、真に人間らしい生き方に胸がいっぱいになりました。絶対に映画館で見ていただきたい！
　
現地でわずか３人でこの映画を撮り切ったスタッフの１人が、柳井市出身の宮本麗さんです。石川梵監督の右腕として大活躍し、11月にご紹介したときにはこの番組にコメントを寄せてくださいました。今回、なんとその宮本さんがYCAMにスペシャルゲストで来てトークもしてくださるそうです。
　
上映は16日～26日まで。21、22日はお休みです。上映時間は日によって異なるので、山口情報芸術センターYCAMのホームページでご確認ください。宮本麗さんのトークイベントは20日(日)の14時45分からです。この日は12時30分から映画の上映があります。YACMの電話は083-901-2222です。映画の情報は「くじらびと」で検索してください。
※情報は放送日のものです。まん延防止等重点措置により変更があるかもしれません。詳細はYCAMのホームページにてご確認ください。
　
宮本さんからコメントをいただいています。
「今回の映画を見ていただいた方によく生きて帰れたね！とお声がけ頂くのですが、山口の豊かな自然の中で育った私にとっては、とても離れた地であるラマレラも、自然との繋がりや村の人々の一体感がどこか親近感があり、そこで過ごす日々もそれほど過酷なものではありませんでした。逆に山口で育っていなければ、そもそもこの道を志すことも無かっただろうと思います。どこか遠くの近い場所のこの物語を是非故郷の皆さんにもみていただきたいです！」
　
古くから捕鯨が行われ、クジラと人の縁が深い山口で、山口出身の方がスタッフを務めたくじら映画を観る。最高の映画体験になることを保証します！ぜひ観てください。