ご昭和ください ブログ
昭和のタンス
2022年01月16日
昭和46年生まれ50歳、高橋裕です。
今週は「昭和のタンス」で30分。
昭和のタンスといえば、ベストテンで大川栄策さんがタンスをひょいっと持ち上げていたのを思い出します。
私の花嫁道具の大きな和ダンスと洋服ダンスを新居の2階に運んでもらった時、ベランダから家具屋さん2人が釣り上げてくれたのですが、大川栄策さんのように軽々とはいかず、それはそれは申し訳ないほどの重労働で、やっと運び入れてヘトヘトの2人にお茶を出してる時に、食事に出てた夫が帰って来て、もうちょい早く戻ってくれたら男手で搬入を手伝ってあげられたのにタイミング悪いなぁと思いました。
昭和の時代、家に「板の間」が無いので「畳」にタンスを置いていました。その時にタンスに「跡」が付くからと「雑誌」が4隅に敷かれていました。誰もいない時に、タンスの角をはぐるとそれは平凡パンチ!白黒写真にワクワクして一通り拝見した後、「元通りに戻す」のがまあ大変。定規で縦5ミリ、横から7ミリ、タンスと並行か?などなど。4隅をみんな見ようとするから、結局は親にバレて叱られるはめに。今も大切なものを隠すのには苦心してます。
昭和59年に結婚しまして、妻の嫁入り道具の中に「桐のタンス」がありました。実家には安いタンスしか無かったので、それまで桐のタンスがどんな物か見た事がありませんでした。
見た目も立派でしたけど、一番驚いたのは気密性が高いことですね。ひとつ引出しを押し込むと、他の引出しが出てくるんです。隙間がほとんど無いので、タンスの中の空気がなかなか外に漏れないんですね。1回引出しを出すと、何度も押さないと全部閉まらない桐のタンスは自分には向きません。
姉が保育園の年長(5歳)で、お遊戯会の当日、タンスにお遊戯会で使う着物、草履、傘をしまっておいたのですがタンスが開かない。どうも私が鍵穴に棒を入れて、その棒が折れて鍵を破ってしまったらしく…父は外出中で連絡取れない状況。
姉は大泣き、母と祖母は大わらわだったらしいです。結局、近所の釣り道具屋さんに頼んでタンスを壊すことなく着物を取り出してもらい、ギリギリ間に合ったそうです。
3歳の私は全然記憶がありませんが、50年前のことを今でも覚えてる姉。相当なものだったと思います。
小学生の時、父は身内の結婚式の為に礼服を買いましたがすぐに空き巣が入り盗まれてしまい、父は貸衣装で出席しました。
警察がタンスに銀粉を振り指紋採取し、その後犯人は逮捕されたそうでしたが結局服は戻って来ませんでした。そのタンスにつけられた銀粉は買い替えるまで取れず、銀粉を見る度に憎たらしい泥棒のことを思い出していました。
子供の頃、阿東町徳佐の祖父母の家に行くと、2階の和室に上がると角に黒い三角の金具が打ち付けてある古めかしいタンスがありました。それは変わったタンスで、鍵穴は無いのですが、一定の順番に開けないと引き出しが開かない「からくりタンス」で不思議なタンスでした。
さて、次回、1/23のテーマも「昭和のタンス」で行きましょう。今週は泥棒が入ったという驚きもありましたが、樟脳の臭い、かくれんぼ、通帳や通信簿をしまう、ヘソクリを隠すetc.昭和のエピソードをお待ちしております!
そして、毎週水曜日更新のご昭和くださいYouTube動画もどうぞご覧ください。
今週は「昭和の郵便局③」。
https://www.youtube.com/watch?v=sixl7Z9zoKg&t=199s
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