大人の音楽堂 ブログ
SUZI QUATRO/SWEET/GEORDIE/SLADE
2022年03月07日
今回はシングルレコードA面の1970年代半ばのヒット曲。とにかく「スージー・クアトロ」の人気は凄く、レコード会社のEMIはかなり力を入れていたと感じます。ある意味ミーハー的な感じもあるのですが、とにかく曲がワイルドでロックンロールしている。そしてルックスの良さ、身体にフィットしたジャンプスーツ、「下着はつけていないの」の名言があります。メイクはナチュラルでケバくない。アイドル的要素も兼ね備え、テレビCMにも起用されましたね。比較的小柄ながら主にGIBSON社のサンダーバード・ベースを低く構え弾きながら歌う。そのグルーブするヴォーカルに圧倒されます。1976年ころのジャパンツアーは25公演くらいありました。グラム系ではT・REXと同じくらいわが国で盛り上がった彼女です。2回コンサートに行きましたが、強烈でした。とにかくベースを弾く姿がいいのです。71歳の今も現役です。数年前リリースしたアルバムで健在ぶりがよく分かります。女性ロッカーがクオリティーを保ちながら続けるのは想像以上にたいへんだと思いますね。
次に「SWEET」です。カッコいいバンド…それに尽きます。曲の方向性とでもいいましょうか、よく計算されていると思います。無理ですが、生でライブを観たいバンドです。おそらくメンバーはもっとコアなプログレ的な曲を演奏したかったのではないか…そんな気がします。効果音的にシンセサイザーの使い方が非常に上手い。5曲目にかけた「ジョーディー」。後にAC/DCのフロントマンになる、ブライアン・ジョンソンがヴォーカルのヒット曲「君にすべてを」をオンエア出来てなんとなくうれしく思います。そして「スレイド」まさにロックンロール・パーティーそのもの。ベスト盤でも聴いてください。あのKISSがインスパイアされたことがすぐに分かります。もっと評価されるべきバンドだと思います。どうアレンジしたら「受ける」かというツボが分かります。
さて、次回はお待たせしました「WISHBORN ASH」の「百眼の巨人アーガス」からセレクトします。ロック界におけるツインリードギターを確立したバンドです。イギリスのバンド独特のメロディアスなフレーズが聴く者を感動させます。部屋の灯りを少し暗くしましょう。そしてウヰスキーの用意をお願いいたします。お楽しみに。
【今回オンエア曲】
48CRASH/SUZI QUATRO
THE WILD ONE/SUZI QUATRO
ACTION/SWEET
FOX ON THE RUN/SWEET
ALL BECAUSE OF YOU/GEORDIE
CUM ON FEEL THE NOIZE/SLADE
MAMA WEER ALL CRAZEE NOW/SLADE