大人の音楽堂 ブログ
LED ZEPPELIN その2
2022年02月24日
1980年、残念ながらLED ZEPPELINはドラマーのジョン・ボーナムの死により解散。ロック界に大きな衝撃を与えました。他のドラマーを入れて活動再開ということもあったかもしれません。当時、音楽雑誌によるとQUEENのロジャー・テイラー、カーマイン・アピスあたりの名前があがったとの記事を読んだ記憶があります。しかし、ジョン・ボーナムの代わりはいません。あの4人のメンバーでなければZEPのサウンドは成り立たないという結果になりました。駆け抜けた1970年代だったのでしょう。ジミー・ペイジは多くのアイディアを形にして、この短期間に歴史的仕事を成し遂げます。大きな飛行船は着陸したのです。その後、息子のジェイソン・ボーナムも父親譲りのヘヴィーなドラマーになり、幾度かZEPのメンバーとも共演しています。映画「狂熱のライブ」で幼いジェイソンが父とドラムを叩くシーンがあります。なんかジーンときますね。
LED ZEPPELINは1979年のネブワースでの伝説的ライブを大成功させて、いざ活動を本格的に再開させようという時にジョンの不運な死により、そういうことになります。1970年代の終わりを告げるように…そして今となってはロックシーンではおかしな時代…1980年代に入ります。今回「移民の歌」「カシミール」「ブラックドッグ」「レヴィーブレイクス」をオンエアしましたが、この曲に限らず、どの曲のバスドラムも尋常ではない。普通の叩き方(踏み方)ではない。その音もすごいがアクセントの位置…これがZEPの大きな特徴であります。ものすごいヴォーカリスト「ロバート・プラント」に、キーボードをはじめ何でもこなすベーシスト「ジョン・ポール・ジョーンズ」、そしてあの「ジミー・ペイジ」。それに加え凄腕マネージャー「ピーター・グランド」…無敵です。まあ書ききれませんね。サポートメンバーを入れない…素晴らしいことです。多くのバンドは必要以上のサポートをステージまたは客席から見えないところに配置させライブをします。個人的には好ましくないことです。
さて今回は、MrジミーことJIMMY桜井がメンバーの「VONZEP」をオンエアしました。この世に多く存在するZEPフォロワー…私も多くの音源を購入し聴いてきましたが、この「VONZEP」はとてもいい感じです。オリジナル曲でここまでLED ZEPPELIN的なバンドはそういません。聴いてて思わずニンマリしてしまいます。ヴォーカルのスワン・モンゴメリーも大健闘…国内では「CINNAMON」が有名ですがVONZEPのオリジナルは特別感で満足しますね。
さて来週は、個人的に大好き…強烈・最強トリオ「ベック・ボガード&アピス」BB&Aです。お楽しみに
【今回オンエア】
IMMIGRANT SONG(LED ZEPPELIN)
LOOK TO THE SKY(VONZEP)
STAND AS ONE(VONZEP)
WHEN THE LEVEE BREAKS(LED ZEPPELIN)
KASHIMIR(LED ZEPPELIN)
BLACK DOG(LED ZEPPELIN)