大人の音楽堂 ブログ
RAINBOW
2021年03月22日
「リッチー・ブラックモア」この偉大なるギタリスト、プロアマ問わず、どれだけ多くのギタリストに影響を及ぼし輩出してきたか・・・物凄い数になるでしょう。同様にストラトキャスターというギターの生産にずいぶん貢献したことだろう。特に俺世代のギター少年は、必ずと言っていいほど、通る道なのです。
ディープ・パープルはその世界観は独特。ある意味ハードロックのきちんとしたフォーマットを作りました。大きな特徴はリッチーギター、ジョン・ロードのオルガン。ラウドなベースとドラム、そしてヴォーカルを含んだ5人の個性と技術、それぞれの存在感と強烈なアンサンブル。
そのディープ・パープルを1975年脱退したリッチー。ブルースとヨーロッパの16世紀的なイメージで新たなるハードロックを構築したのがRAINBOWです。(初めはリッチー・ブラックモアズ・レインボー)
その登場は世界を驚喜させました。特にデビュー盤から3枚目まで、そして「レインボー・オンステージ」のライブ盤は強烈。
ライブではインタープレイを随所に入れてスタジオ盤とは大きく違うライブ感を楽しめます。
当時はビデオもDVDもありません。たまに某局でオンエアされる「ヤング・ミュージック・ショー」を食い入るように見ていました。その番組に「RAINBOW」が出たときは大騒ぎでした。バンドってこんなにかっこいいのだと強く感じました。ロニー・ジェイムス・ディオ、コージー・パウエルのカッコよさ・・・最高です。
高校1年の時に初来日を観ました。ステージをまたぐ電飾の虹・・・アルバム・ジャケット・デザインのバックドロップ、でかいドラムセットと、でかいアンプ群、多くのキーボード、今では観られないような、インパクトのあるステージセット。何もかもが凄いのです。
しかし、時代の流れかデジタル化か21世紀からは、ステージセットが見た目簡素になります。特に照明装置はシンプルながら1970年代がよいと感じます。当時の演出に床を覆うスモーク・・ハードロックにピッタリ。様式美そのもの。
その後、多くのフォロワーが出てきますが「モノマネ止まり・・」。RAINBOWはメンバーチェンジが激しいバンドのひとつですが、なぜかそれぞれのアルバムの出来は最高なのです。さすがリッチー。
さて、今回は初期の曲ばかりでしたが、来週はグラハム・ボネット、ロジャー・グローバー、ドン・エイリーが加入した「ダウン・トウ・アース」から続編スタートです。是非、聴いてください。
自分で言うのもなんなですが、これだけロックをオンエア出来る番組は希少です。皆様ありがとうございます。お便り待っています。
今回、高校生時代に1人で行った初来日のチケット半券の写真を添付します。当時のチケットはバンドロゴが印刷されていてとてもいいですね。
【今回オンエア曲】
銀嶺の覇者 Man on the Silver Mountain
ロング・リヴ・ロックン・ロール Long Live Rock 'n' Roll
キル・ザ・キング Kill the King
スターゲイザー Stargazer
タロット・ウーマン Tarot Woman