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3期 DEEP PURPLE (1975 LIVE)

2024年11月18日

1975年、短期間の活動の3期ディープ・パープルは終焉を迎えます。リッチー・ブラックモアの脱退です。ディープ・パープルはすべてのメンバーがメインですが、中でもリッチーは中心的な存在。当時高校生の私にとっては衝撃的な出来事でした。この頃リッチーは既にロニー・ジェイムス・ディオらエルフのメンバーとリッチー・ブラックモアズ・レインボーを結成、ファーストアルバムのレコーディングが終わっていました。リッチーはディープ・パープルでの最後の仕事として、決まっていたイギリス、フランス、オーストリアのヨーロッパ・ツアーをこなします。その演奏の凄さは聴くものに驚くべき感動を与えます。さすがのさすがです。おそらくあの「ライブ・イン・ジャパン」と並ぶくらいのクオリティのライブです。久しぶりに大音量で再生して改めて喜んでいます。有名な「紫の炎」の迫力はパープル的なサウンドの完成形ハードロックです。
 
リッチーがバンドを去って1年半くらいでディープ・パープルは解散。当時とても残念でしたが、レインボーやホワイトスネイクの登場は結果としてありがたい事になりました。1984年、パープルは黄金期の2期メンバーで復活。メンバーは変わりましたが今でも大活躍です。すごい事です。リッチーもいい年齢なのでハードロックは望めないとして、秘蔵ライブ音源とか出てきてほしいですね。リッチー・ブラックモアはブルースをベースにした1970年始めのハードロックにクラッシックの旋律を大胆に導入し、オルガン奏者のジョン・ロードとのアンサンブルなどその後のハードロックに大きく貢献しました。その事実は計り知れない影響を与えています。みんな憧れた人物です。
 
次回はジミ・ヘンドリックスのカバー集です。お楽しみに。
 
今回オンエア
Burn 紫の炎
Lady Double Dealer
Mistreated
Stormbringer

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