大人の音楽堂 ブログ
AEROSMITH/ROCKS
2024年09月26日
1970年代順中頃にロックのポールポジションがあるなら「エアロスミス」のことになることは間違いないでしょう。素晴らしい楽曲はいくつもあるのですが、イマイチな感じだったエアロスミス。しかし今回オンエアした4枚目のアルバム「ロックス」。これで彼等はメインストリートに躍り出ます。
元々ロックショウはルーズな演奏にグルーヴ感を乗っけて、ブイブイ言わせるモノ。ローリング・ストーンズがかましたロックンロールを70年代的にアレンジして、エアロスミス的に作りあげました。お見事!としか言いようのない完璧さを出してしまいました。テクニックというより、彼等のロックに対する化学反応です。ロックンロールという言葉がありますが、そのロールの部分ですよね、いかにそのグルーヴ感を自分のモノにするか?とても重要です。シンプルに言えば「ノリ」です。エアロスミスは完璧です。
頂点に立った後、ご存知のようにやがてバンドの歯車がうまく噛み合わないようになります。大金とドラッグ…しばらく前線から遠退きましたが、スタッフの力もあり、見事に大復活。初来日から幾度もライブに足を運びました。彼等はやはりライブバンドですね。高齢もあってスティーブン・タイラ―さんの喉がいけんらしく、引退とのこと。まぁ時代ですね。しかし、よくここまで続けたと感じます。彼等は最高級です。
次回は1973年これからという時に、飛行機事故であつけなく天国へ…悲劇のシンガーソングライター「ジム・クロウチ」です。メロディアスなアコースティック・サウンドをゆったり楽しんでください。
今回オンエア
Sick As A Dog
Back In The Saddle
Last Child
Rats in The Cellar 地下室のドブネズミ
Combination
Home Tonight