10月度放送番組審議会は、テレビ番組「50センチの温もり　道下美里13年の記録」を視聴・合評しました。

　東京パラリンピックで金メダルを獲得した道下美里さん。山口放送では、道下さんがマラソンを始めた頃から密着取材を続け、その日々を記録してきました。伴走者や家族に支えられながら、全てをかけて挑む東京パラリンピックの様子も盛り込み、道下さんの13年間の道のりを描いた特別番組です。

　委員からは「道下さんを13年という長いスパンで追った事実が、私たちに力を与える番組だった」「カメラワークに臨場感があり、いっしょに走っているかのような気持ちにさせられた」「抑制をきかせながら13年間を描くことで、じっくりと道下さんの人間性に迫っていた」「道下さんには多くの人が関わっていたと思うが、彼女に影響を与えた人物を的確にチョイスしており、みんなで作り上げた番組になっていた」「県民に元気を与える力を持った重みのある番組で、さらに多くに人に見てもらいたい」「道下さんに関わる人、寄り添う人もよく描いており番組に厚みをあたえていた」等の意見をいただきました。
この後社側から「令和3年度上半期の放送種別」、「放送番組に関しての苦情や意見（令和3年9月分）」、「主な自社制作番組の放送予定」について報告しました。

　出席者は、西﨑博史委員長、田邉恒美副委員長、今村孝子、末冨喜昭、森本美津子、山縣明人の各委員、社側からは岩田会長、林社長、山﨑専務、久保取締役、渡辺編成業務局長でした。