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番組審議会

2018年5月度

 5月度放送番組審議会では、テレビ「明治の運命を背負った男 児玉源太郎」を視聴・合評しました。
 旧徳山(現在の周南市)出身の軍人で政治家の児玉源太郎は、日清戦争で勝利し、中国(清王朝)から割譲された台湾の第4代総督として、殖産興業など台湾の近代化を推進し、今なお現地の教科書に名前が載るなど、多くの人たちに親しまれています。1945年に日本が敗戦。台湾に建てられた児玉の大理石像は破壊されたものの、2015年になって、旧日本軍官舎だった建物の床下から破壊された像の頭部が発見され、何者かが密かに隠したと考えられています。また、故郷(周南市)では、生誕地が整備され、私財を投じて青少年教育のために作った私設図書館「児玉文庫」の記念碑が建立されました。番組では、台湾と日本で親しまれる児玉源太郎の波瀾に満ちた55年の生涯を伝えました。
委員からは「児玉の人生を春夏秋冬の4つに分け、場面によりナレーションも変え、音楽は古い写真にマッチしていた」「台湾の近代化に努めた児玉の志の高さが伝わってきた」「最後の五葉松が印象的で、余韻の残る良い番組だった」「番組を地元の学校の子どもたちや地域の方に見てほしい」等のご意見をいただきました。
 この後、社側から「放送番組に関しての苦情や意見(4月分)」及び「主な自社制作番組の放送予定」について報告しました。出席者は西崎博史委員長、田邉恒美副委員長、今村孝子、船崎美智子、森本美津子の各委員、社側からは岩田社長、林専務、竹村取締役、高村取締役、安光報道制作局長、黒瀬ラジオ局長でした。



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