「芸術の秋」と言う、ちょっとシャレた気分に浸ってみました。
この連休は、
山口県立美術館とクリエイティブスペース赤レンガへ。
まずは山口県立美術館のディスタンス展へ。
県美に所蔵している作品を6つのテーマに分けて展示しています。
スペースも、時間も、ゆったりじっくり見ることができました。
で、今回、新しい試みと言うタブレット解説が素晴らしい!
入口で専用のタブレットを受け取り、
作品の前の床にあるバーコードを読み込ませると、
学芸員が画面に現れて解説してくれるんです。
その解説を見聞きしながら、目の前の作品を見て…。
ギャラリートークを独占しているような感覚。
また、その学芸員の方々の解説が素晴らしい!
初心者向けすぎず、玄人向けすぎず、ちょうどよい塩梅の解説です。
二階の「香月泰男“私の”シベリアⅠ」の作品も、
タブレット解説してありまして、
作品をより理解しながら鑑賞できました。
そして、2つ目、クリエイティブスペース赤レンガは、
「馬場良治展 月・雪・風-心に」。
馬場良治さんは、長年、
国宝や重要文化財の色彩調査と復元に
取り組んでいらっしゃる国の選定保存技術保持者。
KRYの正月特番「平安の彩シリーズ」でも、
10年に渡ってその活動をご紹介させていただいた方です。
今回は、雪舟生誕600年関連事業として、
馬場良治さん渾身の水墨画21点が展示されています。
ナイアガラの滝を描いた「瀑」をはじめ、
どれも見入ってしまう作品ばかり。
月の静けさ、凛とした冷たい空気など
様々な自然の情景を堪能できます。
どれも素敵でじっくり見てしまうものばかりですが、
やはり、「奥入瀬雪景」シリーズはいつ見ても圧倒されます~。
ぜひ、馬場良治さんの水墨画を目の前で見て体感してください。
ちなみに、
県立美術館からクリエイティブスペース赤レンガまでは、
パークロードと一の坂川沿いを歩いて10分ちょっと。
秋の散策にいかがですか。
近くには素敵な喫茶店やお茶屋さん、お菓子屋さんもありますし。
亀山公園を通るのもお勧めです!