毎度のことながら、ここのブログ更新が
数か月おき、という非常にスローペースでスミマセン。
いつも「書きたいな...」と思うことは山ほどあるのですが、
いろいろと忙しくて、ついタイミングを逃してしまいます...。
今年の秋は、前半は相次ぐ台風に翻弄されていましたが、
後半は私が「講師」となって、いろんな所に飛び回って
いました。
時々、学校や公民館などで「お天気教室」をやってます。
お天気の仕組みの話や実験・実演から
防災関係の話、気象予報士のお仕事の話など、
いろんな話をさせて頂いています。
特に、この秋は学校で、子供たちを前にお話しさせて頂いた時、
みんなの希望あふれる眼差しが印象的でした。
できるだけ気象災害を減らしていくためには、
大人たちが頑張ることも大切ですが
これから将来を担う子供たちがシッカリと
気象情報に関心を持ってもらうことが大切、と思っています。
スケジュールの調整がつけば、出来る限り
あちらこちらに出向いていきたいと思いますので、
学校関係者・保護者の皆様、公民館行事等の担当の皆様など、
よろしければ、ぜひ、お声をかけて頂ければ幸いです(^_^)
さて、その「お天気教室」では、
質問タイムを設けているのですが、
先日、うかがった中学校の生徒から、こんな質問が。
「天気予報の画面に“KRY独自天気予報”と出ていますが、
どうして独自なんですか?」
いい質問です(^_^)v
KRY山口放送は、2年前に、山口県の事業者では初めて、
気象庁から「予報業務許可」を取得し、
オリジナルの天気予報を作成して、
お伝えできる放送局となりました。
詳しくは2年前のブログに...
→http://kry-2020.site/blog/yamamoto_s/archives/111
天気予報には、気象庁などによる観測データや、
スーパーコンピューターが弾き出す予測データなどの
詳しい解析が必要で、首都圏の大手気象会社などでは
この環境が整っています。
KRYでは、その解析環境を整えた上で、
さらに山口県特有の肌感覚、地形などを考慮した
きめ細かな分析データも駆使して
山口県内から山口県民のための「独自」の天気予報を
行う許可を気象庁から頂いているのです。
特に近年は、気象災害への不安が高まる中、
一人一人が自分の状況に合わせて危険回避の行動に
繋げるために、機敏に危険を察知し、土地に根差した
濃い気象情報が求められるようになってきています。
そんな中、KRYでは地域密着の放送局としてどこよりも
“地元産”の鮮度と高いクオリティにこだわりを持つべく、
KRY独自の予報データ作成システムを構築して
天気マーク1つ1つ、予想気温1つ1つに魂を込めて
予報を“独自”に作成しています。
農産物などの買い物を「地産地消」にこだわるように、ぜひ天気予報も、山口県産の天気予報の「地産地消」を
意識して、ご覧頂けたら嬉しいですm(^_^)m