長いと思っていた子供たちの夏休みも、
残り1週間あまりとなってしまいました。
宿題がピンチ!という子供たちのために、今年もやります。
「たった1日でできる自由研究!!」
けさの「さわやかモーニング」では、
ちょっと変わった茶碗を紹介しました。
何が変わっているかというと、
普通の茶碗のように飲み物を注ぐことができるのですが、
欲張って茶碗いっぱいに飲み物を注ぐと、
茶碗が空になるまで、飲み物が全て流れ出してしまうのです。
これは「教訓茶碗」という、沖縄・石垣島特産の民芸品です。
一度にたくさんのものを欲張ると、結局、元も子もなくなる、
という教訓を表現するものです。
そして、この不思議な茶碗は、天気の仕組みが関係しているのです。
茶碗の真ん中には、実は水が流れる管が曲がった形で入っています。
茶碗に水などを入れても、管の曲がる所を
越えない限りは流れ出ないのですが、
水が管の曲がっている所を越えると、大気圧という空気の力によって
管の中の水がなくなるまで、どんどん押し出されるのです。
この仕組みは「サイフォンの原理」と呼ばれ、
身近なところでは水洗トイレも、この原理が使われています。
さあ、ここからが自由研究!
原理を知ったところで、皆さんで簡単な教訓茶碗を作ってみましょう!
材料は、プラスチックのコップと曲がるストロー、輪ゴム、接着剤。
まず、ストローを曲げて広がらないように輪ゴムで縛り、
次にプラスチックコップに、ストローが通るくらいの穴を空けます。
最後に、穴にストローを通して
接着剤で水が漏れないように接着すれば完成!
材料は身近にあるものばかりですし、
これなら、たった1日で出来ますね!
ぜひ、手作りの教訓茶碗で、家族や友達をビックリさせてみましょう!
そして身近な空気の力を、教訓茶碗を通して、
ちょっとだけでも体感して頂けたら幸いです。