“気圧”で自由研究!

2012年7月31日

今月初め、山口市児童センターで

「わくわくお天気教室」の講師を務めさせて頂きました。

小学生のみんなを相手に、いろんな天気に関するお話をしたり、

実験を披露したのですが、

この教室の中で、みんなと一緒に作ったのが「気圧計」です。


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天気予報では、高気圧、低気圧...という言葉がありますね。

低気圧がやってくると雨になり、高気圧がやってくると晴れる、

というのは皆さん、ご存知だと思いますが、

高気圧、低気圧の接近を知る気圧計を、

身近な材料で作ってしまおう、というものです。

夏休みの工作・自由研究としても、バッチリですよ!!

ぜひ、宿題に困っている小学生の皆さん、

作ってみてはいかがでしょうか。



材料は、風船、空きビン、輪ゴム数本、ビニールテープ、

割りばし、接着剤、ストロー1本。

ほとんどは台所周辺にあると思いますし、

なければ100円ショップで全て揃いますね。



作り方もカンタン!

(1)風船を切り、空きビンの口にたるみがないようにピンと張る

できるだけピンと張るのが、気圧計の性能を大きく左右します。

力が入らないときは、大人に手伝ってもらいましょう。


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(2)輪ゴムで風船を固定。

さらにビニールテープでグルグル巻きにして、

ビンの中の空気が外に絶対に漏れないようにします。


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(3)割りばしを1~2センチくらいの長さに切って、

ビンの端の部分に接着剤で接着します。


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(4)ストローの片側を斜めに切って針のような形にし、

もう片側を接着剤で風船の中央に接着します。


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接着するとき、ストローの途中の部分が、

割りばしの上に乗るようにします。


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これで完成!

高気圧がやってきて気圧が高くなると、空気が物を押す力が強まり、

わずかに風船が押されて、ストローの針が上がります。

逆に低気圧がやってきて気圧が低くなると、

空気が物を押す力が弱まり、

わずかに風船が盛り上がり、ストローの針が下がります。


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目盛りの書いた紙を気圧計の横に置いて、

ストローの針がどう上下するか、毎日、観察してみてください。

目盛りの変化と天気の関係を調べてみると、

立派な自由研究になるのではないか、と思います。



今週は、この気圧計で

実際に天気の観察を行っている小学生のお宅に、

ちょっとお邪魔してくる予定となっています。

気圧の観察で、どんな楽しさ、面白さがあるのかを聞き、

近日中に、天気コーナーでも紹介したいと思いますので、

ぜひ、放送もお楽しみに!




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