中国道で発生した死亡事故 危険運転致死の疑いで書類送検されていた当時大学生の男を山口地検が過失運転致死の罪で在宅起訴

この記事をシェア

  • LINE
山口 2025.07.15 19:26

2023年、美祢市の中国道で乗用車が事故を起こし、同乗していた大学生が死亡した事故で、山口地検は車を運転していた当時大学生の男を過失運転致死の罪で在宅起訴しました。

男は、危険運転致死の疑いで書類送検されていました。

過失運転致死の罪で起訴されたのは、福岡市の当時大学生の23歳の男です。

この事故は、2023年2月、美祢市の中国道下り線で、永田被告が運転していた乗用車がガードレールなどに衝突。

後部座席に乗っていた当時20歳の男子大学生が車外に投げ出され後続車両にひかれて死亡したものです。

警察は男が故意に危険な運転をしていたとして2024年12月、危険運転致死の疑いで書類送検していましたが、山口地検は7月11日、罪名を過失運転致死に変更し、在宅起訴しました。

起訴内容などによると、当時、雨で滑りやすい状況でしたが、男は注意散漫な状態で制限速度の80キロを超えた時速およそ127キロで乗用車を運転していたということです。

罪名を変更した理由について山口地検は事故直前まで被告の車は一定のスピードで走っていたこと、被告以外の車も大きく変わらないスピードで走行していたこと。

また、現場は下り坂で被告は減速しようと調整しながら運転していた傾向があるなど総合的に判断した結果「被告の運転は制御不能とまでは認められなかった」と説明しています。