戦争の記憶と歴史を白と青で描く 石丸康生展、東京・京橋で18日まで
周南市出身の画家=石丸康生さんの個展がいま、東京で開かれています。
東京・京橋のギャラリーで開かれている「石丸康生展」には、14点の作品が展示されています。
石丸康生さんは人間魚雷「回天」の訓練基地があった周南市の大津島出身。
作品は石丸さんが創作のテーマとして取り組むふるさと・大津島をイメージして描かれています。
キャンパスの一部に綿の布を貼り付け、セメントや石膏、木工用ボンドで下地を作り、その上から絵の具を重ねていきます。
石丸さんが大切にしている白をベースに、青の世界で今もなお戦争の記憶をとどめるふるさとの姿、さらにはその奥に眠る歴史の数々などを表現しています。
(石丸康生さん)
「風景とか歴史とか意識しなくても僕の中の原風景としてふるさと大津島が必ずあるだろうという思いで作品を作ることができた」
会場の一室には、6枚の絵でひとつの作品となっているものなどもあります。
石丸康生さんの作品展は東京・京橋の「ギャラリーなつか」で
今月(10月)18日まで、開かれています。