【山口天気 夕刊6/26】夏空さらに拡大…異例の早さの「梅雨明け」間近 入念な暑さ対策&水を大切に

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山口 2025.06.26 19:46

●夏空さらに拡大へ…異例の早さの「梅雨明け」間近
●当分の間は猛暑の日々 早い真夏到来で少雨傾向も
●入念な暑さ対策&水を大切に使う心がけを
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きょう26日(木)の県内は、夜明け前まではぐずつく空模様でしたが、日中は次第に日ざしがタップリの陽気となってきました。まだ前線の端の部分が四国や九州に伸びているものの、前線の活動は西から弱まりつつあります。



これから前線は次第に姿を消し、夏の高気圧が、この時期としては異例の強さとなってくることで、異例中の異例の早さで季節は真夏モードに突入します。
県内は、この先当分の間は、太陽がギラギラ輝く真夏の空が続く日々…西日本全般では、あす27日(金)はまだ前線の名残の雲が目立つ所もありますが、週末にかけては広く日ざしがジリジリ照り付ける天気となりそうです。
どこで季節に線引きを行うのかの判断は少々難しいものの、もう梅雨明けは秒読み状態、といったところ…週末までのうちには、気象庁は県内を含む西日本の各地で、異例の早さでの梅雨明けの発表を行うのではないか、とみられます。



県内で、これまで最も早い梅雨明けの記録は1994年で7月1日、というのがありますが、おそらく、これを塗り替える、異例の早さの真夏到来、ということになりそうです。



また、最新の1か月予報では、早い真夏の到来で、この先も当分、気温は平年よりかなり高く、猛烈な暑さの日々にひと区切りの目途が見えません。まずは、異例の早さで来る猛暑に出来る限りの入念な熱中症対策、健康管理の心掛けを行いましょう。
早い真夏の到来により、雨が少ない見通しでもあるので、水は必要な所には使いつつも、ムダはなるべく省く、といった生活の心掛けなども意識を高めて、お過ごしください。



あす27日(金)は、午前中心にやや薄雲は目立つ空ですが、日ざしは力強く、昼間は気温が各地で30度超…暑さも厳しくなっていきそうです。雨の心配はなく、お出かけには日傘の方が活躍します。



この先、当分の間は、もう真夏全開の空…強烈な日ざしが照りつける日々で、少し夕立のにわか雨はあるかもしれませんが、大地を冷ますようなしっかり降る雨は、しばらくありません。
一段と体力を消耗する暑さにもなり、山口市内では日曜日以降は連日、最高気温35度以上の猛暑日となる予想。異例の早さで来る真夏の天気に、出来る限りの暑さ対策、健康管理を心がけていきましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)