【山口天気 夕刊9/16】9月後半でも積み重ねた「猛暑日」…今週後半は秋雨前線南下で猛暑は一段落へ 一方で雨の降り方に少々注意を
●9月後半でも猛暑日観測…山口や広瀬は年間猛暑日日数の最多記録更新
●あす17日(水)以降は徐々に秋雨前線南下
●今週後半は天気ぐずつくことで 猛暑の日々は一段落
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連休明けのきょう16日(火)の県内は、またググっと真夏に引き戻されたかのような一日に。最高気温35度以上の猛暑日を県内4か所で観測し、年間の猛暑日日数は山口で50日、広瀬は48日に達し、ともに観測史上最多記録を更新するなど、各地で9月後半とは思えない厳しい暑さが続きました。
9月半分を過ぎてからの猛暑日…これまで県内で過去、最も遅い猛暑日の記録は、去年、須佐で観測した9月20日というのがあります。
今年、この記録も更新してしまうのか…今後の最高気温の予想では、35度を超えるような極端な猛暑は出にくくなる見通しです。この先、秋雨前線の南下に伴って天気がぐずつきやすくなるからで、30度以上の真夏日は続いて、まだ、この時期にしては蒸し暑い日々ではあるものの、最も遅い猛暑日の記録更新まではなさそうな雰囲気です。
ただし、記録更新を阻む、この先の雨の降り方が少々気がかりなところです。あす17日(水)は湿った空気の流れ込みが増えてくるとともに、午後ほど、あちらこちらで急な雨が心配な不安定な空模様。
さらに、あさって18日(木)になると、前線本体の雨雲が県内に迫ってくることで、日本海側ほど少々激しい雨に注意が必要となってきそうです。
14日(日)の夜明けの頃も日本海側中心に一時激しい雨がありましたが、その時と同じような、インパクトのある雨の降り方や雷などにも、再び十分注意が必要となってくる可能性があります。
あす17日(水)の県内は、湿った空気や秋雨前線の南下により雲が広がりやすく、午後を中心に度々気まぐれな雨。場合により少々強い雨や雷を伴うこともあるでしょう。日中の気温は35度には届かないものの、軽く30度は超える所が多い見込みで、厳しい蒸し暑さは続きます。
あす17日(水)も熱中症のリスクはかなり高い蒸し暑さが続きます。入念な対策は、油断せずシッカリ行いましょう。
あさって18日(木)は秋雨前線南下に伴い、日本海側ほど一時激しい雷雨となることもあり、その後、金曜日、土曜日も曇りや雨とスッキリしない天気が続きそうです。一方で雨を境に、さわやかな秋の空気が入り込み始めます。昼間はまだ少々暑さはあるものの、朝晩中心に秋の涼しさを感じることも多くなっていくでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)