巨大地震に伴いコンビナート火災が発生したとの想定で訓練 県や周南市など9つの関係機関が参加
周南市で巨大地震に伴いコンビナート火災が発生した想定で防災訓練が行われました。
(アナウンス)
「訓練訓練 地震発生 震度5強」
訓練は、南海トラフ巨大地震が発生し、周南市の総合化学メーカー=トクヤマで、可燃性の液体を貯蔵するタンクから火災が発生した想定で始まりました。
この訓練は災害時における、防災関係機関の連携を深めようと1977年から毎年県内のコンビナート企業が主体となって開かれています。
訓練には県や周南市など9つの関係機関からおよそ380人が参加。
トクヤマと市の消防本部が合同で消火活動を行う過程や、負傷者の搬送手順などを確認しました。
(県総務部 伊田 敏章 理事)
「もし事故が発生した場合には事業所の中だけではなく周辺の市街地や住民に影響が及ぶことが考えられます。今回の得られた反省点を今後改善していきながら安全と防災力の向上に努めていただきたい。」
17日は、近隣住民の避難訓練や化学物質の海上流出を想定した訓練も行われたということです。
この訓練、2026年は岩国地区で開かれる予定です。