信号も自動で判別に 20日から周南市で始まる自動運転バスの実証運行を前に試乗会

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山口 2025.11.17 19:31

周南市で2024年から行われている自動運転バスの実証運行。

2025年も11月20日から行われるのを前に17日、試乗会が行われました。

県はバスの運転士不足に対応しようと、無人での自動運転バスの運行の実現に向け、去年から周南市で実証運行を行っています。

2025年の実証運行では、JR徳山駅と徳山動物園を結ぶ3・5キロの区間にある7つの信号機全てに専用の機器を設置。

自動運転バスがクラウド経由で信号のデータを受信するようにしました。

(高橋良アナウンサー)
「周南市役所前を出発しました。車内には右上に青のランプが灯っていまして、この青のランプが自動運転が行われていることを示しているんです。去年の実証運行では信号を通過する時に赤青どちらでも一旦停止をしていました。そして、手動で発進していたんですが、今回は、赤信号なら止まる、青信号なら進む、これが全て自動で行われています」

また、バスに路上駐車の回避機能も加え、自動運転効率の更なる向上を図ってきました。

( サービス開発担当 NTT西日本 浅井壮馬 主査)
「安全で安心に乗っていただけるようにしっかりと取り組みたいと思っていまして、オペレーターさんも乗りながら、レベル2で運行して、市民の皆さんにも親しみ持って乗っていただけるようにしたいと思います」

1日7往復運転される自動運転バスは、無料で乗車することができ、2025年の実証運行では、新たに夜間の走行も予定されています。