【山口天気 夕刊11/26】あす27日(木)は早くも天気下り坂 注意ポイントは「頭文字K」…雷・強風・黄砂
●あす27日(木)は早くも天気下り坂 午後は前線通過で一時雨
●天気の崩れとともに 強まる風、雷、夜にかけて黄砂飛来にも注意
●金曜~週末は気温のアップダウン激しい
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きょう26日(水)の県内は、朝のうちまで一部にわか雨がありましたが、日中は晴れたり曇ったり、とまずまず落ち着いた空模様となってきました。しかし天気の移り変わりが早く、この先は天気下り坂…また、頭文字が「K」の、気を付けたい現象が目白押しです。
あすは大陸から日本海へと低気圧や前線が進んでくる見込みで、県内には前線が迫ってきます。
その前線の雨雲が、早い場所では、あす27日(木)昼過ぎ頃から県内にかかり始める、とみられます。
そして、この天気が崩れるタイミングから西寄りの「風」がやや強く吹き、「強風」に注意が必要になるほか、一部「雷」を伴うこともあるなど、天気不安定にも要注意となります。特に風に関しては、日本海沿岸部ほど、車の運転は横風にハンドルが取られるような少々激しい突風が吹く可能性もありますので、外出の際は十分お気をつけください。
雨雲は夜になると県内を通り過ぎるとみられますが、西寄りの風は夜にかけてもやや強い状態が続きます。
さらに、もう1つ…注意したい「K」は「黄砂」。天気が崩れる頃から夜にかけて再び黄砂の飛来が見込まれます。黄砂は長く漂うことはなく、あさって28日(金)の朝には解消する見通しではありますが、アレルギーをお持ちの方などは、症状の悪化などにも十分お気を付けください。
あす27日(木)は、朝はまだ晴れ間が出ている所も多いですが、日中は次第に雲が厚みを増し、午後3時前後から前線の通過で急な雨に。また、天気の崩れとともに、風が強まったり、雷を伴う心配もあります。雨は降っても一時的ですが、夜にかけては黄砂飛来にも注意が必要です。
金曜日は晴れ間の多い天気となりますが、冷たい北風が吹き、日差しが届いても厚手の上着が欠かせない、肌寒い状態が続きそうです。今週末は土日とも穏やかな天気ですが、土曜日の朝は放射冷却の影響による、少々厳しい底冷えもあるなど、気温のアップダウンが激しい日々が、しばらくの間は続くでしょう。
紅葉シーズンは、そろそろクライマックス…あす27日(木)の強風は、落葉を進める風になるかもしれません。秋の彩は、できるだけ早めに楽しんでおきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)