【山口天気 夕刊6/20】週末から再び梅雨空へ 来週にかけて夜は一段と寝苦しく 今夜は熱帯夜の可能性も
●きょう20日(金)も萩と広瀬で猛暑日を観測。記録的な暑さに
●あさって22日(日)から天気が崩れだし、しばらく雨は降ったり止んだりの梅雨らしい空模様
●来週にかけて夜の気温が下がりにくく、寝苦しい日々続く
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きょう20日(金)も朝からハイペースで気温が上がりました。
萩と広瀬では最高気温35度以上の猛暑日となり、萩は6月として初めての猛暑日、広瀬は6月として初めて2日連続の猛暑日という記録的な暑さとなりました。
この暑さの原因は太平洋高気圧です。
日本付近は、6月にしては南からの太平洋高気圧の張り出しが非常に強く、突き刺さるような日ざしで真夏さながらの空模様が続いています。
一方、大陸から日本海にはまとまった帯状の雲が南北に大きく伸びていて、県内に迫ってきています。
これは梅雨前線による雲ですが、日本海に大きく伸びている梅雨前線が徐々に南下することで、この週末から県内の天気は下り坂となります。
あす21日(土)は朝から雲が目立つ予想です。
日本海には梅雨前線による帯状の雨雲が広がっていますが、県内まで届かず、あす21日(土)のうちは大きく天気の崩れる心配はないと見込んでいます。
あさって22日(日)になると、この帯状の雨雲が次第に県内に接近し、午前中から日本海側を中心に雨が降り出す予想です。時折、雨脚が強まる時間もあり、あさって22日(日)は一日傘の出番となりそうです。
この週末、日ざしが控えめになることで、日中の厳しすぎる暑さは落ち着いてきますが、来週にかけて夜の気温が下がりにくく、特に今夜からあす21日(土)朝にかけて、今シーズン初の気温が25度を下回らない熱帯夜となる可能性もあります。今夜はエアコンを活用しながら、ぐっすりお休みになっていただければと思います。
一方、来週後半になると再び日本付近に、太平洋高気圧が張り出す兆候が見えてきました。
強烈な日ざしとともに、また異例の暑さがやってきます。
まだまだ夏の暑さに身体が付いていきませんが、水分補給やエアコンをしっかり使いながら、この先の暑さを乗り越えていきましょう。
あす21日(土)は朝から雲が多く、一日日ざし控えめの空模様となりそうです。夜にかけて雲に厚みが増してきますが、天気の崩れる心配はないと見込んでいます。曇り空ですが、朝から蒸し暑く、日中の最高気温は広く30度を超える予想です。水分補給は頻繁に行いましょう。
あさって22日(日)の午前中から天気が崩れ出し、来週にかけて雨は降ったり止んだりの梅雨らしい空模様となりそうです。日中の厳しい暑さは落ち着いてきますが、夜は気温が下がりにくく、寝苦しい日々が続く見通しです。
来週後半から気温が上昇。再び猛烈な暑さがやってくる見込みです。異例の暑さが続きますが、こまめな水分補給を徹底して健康第一で過ごしましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)