空き家問題や部活動の地域移行など 高校生が村岡知事ら県の執行部に生徒の視点で質問や提言
県議会の議場に入ったのは、高校生です。
村岡知事ら県の執行部に対し、生徒の視点で質問や提言を行う「高校生県議会」が開かれました。
この取り組みは、次世代の若者に県政への関心を深めてもらおうと2015年度から続いていて、県内各地の高校から生徒42人が県議会の議場に集まりました。
(梅光学院高1年・苛原右京さん)
「空き家が放置されることで、景観が損なわれ、地域への愛着が薄れたり、外部からの印象が悪化する。その結果、若者が住みたいと思えない原因の1つとなり、人口流出に拍車をかける恐れがある」
(萩光塩学院高2年・石井咲也子さん)
「部活動が地域に移行した場合の指導者や活動場所の確保、費用負担等について、県では具体的にどのような政策を考えているのか」
また少子化に伴い県教委が進めている県立高校の再編についても質問がありました。
(山口松風館高2年・西米秀利さん)
「生徒が自身の学び方を選択できる柔軟な教育システムの構築という視点を持ちながら学校再編に取り組むことがより一層期待されるのでは」
(繁吉教育長)
「多様な生活スタイルや学習ニーズに一層対応した学校づくりを進めてまいる」
高校生議員らは、中山間地域などで保護者に負担が生じているとし、通学にかかる費用の軽減を求める意見書案も全会一致で可決しました。