「早く帰りたかった…」自転車の酒気帯び運転で山口県職員が停職1か月の懲戒処分に

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山口 2025.09.12 14:20

「自転車」の酒気帯び運転で山口県の職員が検挙され、停職1か月の懲戒処分となりました。

(県人事課・倉本泰正課長)
「自動車のみならず、自転車による飲酒運転についても根絶に向け取り組んでいるなかで、このような不祥事が発生したことは極めて遺憾であり、県民の皆様に大変申し訳なく思っております」

停職1か月の処分を受けたのは、県周南土木建築事務所に勤務する25歳の職員です。

県によりますと、職員は6月26日の夜、知人と周南市内の飲食店2軒でハイボールを合わせて6杯飲み自宅に帰るため2km余り自転車を運転していたところ、ヘルメットを着用していなかったことから警察に呼び止められ、酒気帯び運転が判明したということです。

職員には周南簡易裁判所から罰金10万円の略式命令が出されています。

県の聞き取りに対し、職員は違法性は認識していた上で、「早く帰りたかった」と話しているということです。

県は各部署で具体的な対策を講じるなど、再発防止に向け取り組むとしています。

自転車の酒気帯び運転は去年11月から罰則化されていて県内ではこれまでに210件、検挙されています。(8月末現在・県警)

自転車の酒気帯び運転の罰則は3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金と定められています。

また、ながらスマホも厳罰化され、自転車に乗りながらの通話や画面を注視する行為が禁止されています。(違反者:6月以下の拘禁刑または10万円以下の罰金)

自転車はクルマと同じだと認識し改めて、安全運転を心がける必要があります。