山口県芸術文化振興奨励賞 スイーツデコアートの渡辺おさむさんら2人が受賞
県の芸術文化の振興に貢献し将来性のある人に贈られる「県芸術文化振興奨励賞」の表彰式が行われました。
ことしの受賞者は2人でそのうち1人は下関市出身の作曲家でピアニスト穴見めぐみさん 44歳です。
7歳から作曲を始めたという穴見さんは数々の合唱曲や校歌などを手掛け2016年には、山口県を舞台にした映画「八重子のハミング」の音楽を担当しました。
そしてもう1人は、周南市出身の美術作家渡辺おさむさん 45歳です。
渡辺さんが手掛けるのは、「スイーツデコアート」。
樹脂や粘土で作った本物そっくりのお菓子 フェイクスイーツを使ってさまざまなものをデコレーションするアートです。
25年ほど前、東京造形大学在学中に「自分ならではの表現を生み出したい」と始めたもので、今では国内外の美術館で個展を開催し、注目を集めています。
(渡辺おさむさん)「母がお菓子の先生でしたので幼いときから記憶に残っているものを表現するのが自分らしい(と思い始めた)。こだわりは色。色を誇張して鮮やかに表現することで人それぞれが持つお菓子にまつわる幸せな記憶に結びつくのではないか。」
芸術文化振興奨励賞は今回の2人を含め個人221人と25の団体が受賞しています。