時給1043円に引き上げ 山口労働局が商業施設で新たな最低賃金を周知
あす(16日)から山口県内の最低の時給が1000円の大台に乗ります。
国の担当者が山口市の商業施設に出向き、県内の最低賃金があす(16日)1043円に引き上げられることを来店客に呼びかけました。
子どもたちから大人気のちょるる。
いつもと違うのは、「タスキ」を着けていること…そこには「1043円」と書かれています。
(労働局の呼びかけ)
「あしたから最低賃金が引きあがりますので」
厚生労働省山口労働局の職員らがゆめタウン山口を訪れ、新たな最低賃金「1043円」を知らせるウェットティッシュなどを配りました。
最低賃金は全ての労働者に支払わなければならない最低限の時給で、あす(14日)1043円に改定されます。
これまでは979円でしたが、物価の高騰などを背景に現行制度下では過去最大となる64円の引き上げが行われ、県内の最低賃金は初めて1000円を超えます。
一方で企業側から見れば、人件費が増えることとなります。
(山口労働局・鈴木輝美局長)
「(これまで)なかなか引き上がらなかった点では1000円以上になったのは歓迎すべきだが、すべての方々が『それでいい』ということではないと思う。賃金引き上げを支援していけたら」
山口労働局では、県内の労使の団体にもパンフレットなどを郵送し、最低賃金の周知を図っています。