【山口天気 夕刊6/23】あす24日(火)は度々強弱繰り返す雨 水~木曜もぐずつく天気続くが 月末は夏空拡大で梅雨明けも近い?

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山口 2025.06.23 19:15

●あす24日(火)は強弱繰り返す雨 雷なども心配な不安定な天気
●水~木曜もぐずつく天気も 月末頃は夏空拡大の兆し…もしかすると異例の早さの梅雨明けも?
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先週は、真夏先取りの強い日ざしと異例の猛暑でしたが、週末から本来のこの時期らしい空模様が戻り、きょう23日(月)は梅雨前線が九州、四国から本州の東日本を横切る形で停滞。県内は雨の降り方としては途切れ途切れでしたが、時折、急に強めの雨になった所もありました。



また、梅雨前線の南、小笠原近海で台風2号が発生しました。
この台風は、あまり発達はせず、水曜日頃には熱帯低気圧に格下げとなる見通しですが、徐々に北上して本州に近づき、熱帯由来の湿った空気を送り込むことで、本州付近に横たわる梅雨前線の活動を活発にさせます。



県内は、あす24日(火)にかけては度々発達した雨雲が流れ込む予想…まず早朝の時間帯でやや激しく雨が降る心配があり、その後、日中も止み間は少なく、雨が強弱を繰り返しながら続きそうです。



今週はこのあと、水~木曜日にかけては、引き続き梅雨らしい降ったり止んだりの空模様ですが、金曜日から週末にかけては南の夏の高気圧、太平洋高気圧が勢力を強め、日本付近では梅雨前線の姿も消えていく見通しです。台風2号が消滅するとともに台風で下がった気圧を補うように再び太平洋高気圧が勢力を強めることになるからで、先週の真夏先取りの天気の時と同じような、再びギラギラ太陽が主役の空と、最高気温が35度に達する猛暑日が今週末頃にはやってくる可能性があります。

この夏空が7月も続くようなら、6月のうちに梅雨明け、という異例の事態もあるかもしれません。



あす23日(火)は、夜明けの頃は特に少々激しい雨の所もあり、朝の通勤通学の頃、交通機関への影響などに注意が必要です。その後、日中から夜にかけても降ったり止んだり、時折強い雨や雷、という不安定な空模様が続くでしょう。雨でも最高気温は25~26度くらいと、少しムシムシした空気に包まれます。



水~木曜日も梅雨らしいぐずつく天気が続きそうですが、金曜日から徐々に晴れ間が多くなり、週末頃には真夏を彷彿させる、ギラギラ太陽が主役の空に。そして最高気温35度に達するほどの、猛烈な暑さへの注意も必要となってきそうです。
来週も当分、夏空が続くようであれば、もしかすると異例の早さでの梅雨明け発表もあるかもしれない、という雰囲気もあります。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)