下松・笠戸湾でプレジャーボートが台船と衝突し3人が死亡事故 台船をえい航していたタグボートの船長に対し罰金100万円の略式命令
2024年11月、下松市でプレジャーボートが台船と衝突・沈没し、3人が死亡した事故で、周南簡易裁判所は7月8日、台船をえい航していたタグボートの船長に対し、罰金100万円の略式命令を出しました。
一方、プレジャーボートの船長については、亡くなっていることから不起訴処分となっています。
罰金の略式命令を受けたのは、高知県に住む51歳のタグボートの船長です。
この事故は2024年11月、下松市の笠戸湾でプレジャーボートがタグボートにえい航されていた台船と衝突・沈没し、プレジャーボートに乗っていた4人のうち船長ら3人が死亡しました。
徳山海上保安部はタグボートとプレジャーボート、双方の見張りが不十分だったことが事故の原因としてことし4月、船長2人を業務上過失往来危険と業務上過失致死の疑いで書類送検していました。
周南区検察庁は7月8日、タグボートの船長を略式起訴し、周南簡易裁判所はその日のうちに罰金100万円の略式命令を出しました。
一方、プレジャーボートの船長については、死亡していることを理由に不起訴処分となっています。