【山口・周南】自動運転バスの実証運行が終了 次のステップへ
周南市で進められていた自動運転バスの実証運行が20日で終わりました。無人運行という次のステップに向け、十分なデータが得られたということです。
記者「何回乗った?」
子ども「21回です」
周南市内で運行していた自動運転バス。20日、午後4時ごろ最後の便がJR徳山駅前を出ました。
この実証運行は、バスの運転手不足問題の解決の1つとして県が取り組んだもので、11月1日からJR徳山駅から徳山動物園までを1日7往復、無料で走行していました。
県によると50日間で、のべ3500人が利用したということで乗車率はおよそ60%。事故の発生もありませんでした。
アンケートによると利用者の60%が周南市民で県外は10%。満足度は95%を超えたということです。
実証運行開始当初、懸念していた時速18キロの低速走行については期間中、県や市に苦情の電話はなかったということです。
山口県デジタル推進局デジタル政策課 岡﨑健一主査
「まだ実証の初期段階ということで、オペレーターが手動で介入する場面がありましたので、こういったところを解消していく必要がありますし、便数の増加日常利用で使いやすいようにという要望もいただいているので、そのあたりの対策を考えていきたい。」
今回の実証運行ではオペレーターが乗車しての走行でしたが、来年度中に一部区間での無人運行を目指しているということです。