路線価公表 県内11の税務署管内の最高路線価は初めて下落がゼロに

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山口 2025.07.01 19:33

相続税などを計算する際に基準となる、路線価が公表されました。

県内11の税務署管内の最高路線価は、現在の評価基準となって以降初めて、下落が「ゼロ」となっています。

路線価は、主要な道路に面した土地の1平方メートルあたりの標準価格で、相続税や贈与税を計算する際の基準となります。

県の標準宅地の変動率の平均値は去年に比べ0.8%のプラスと、4年連続の上昇となりました。

県内で最も高かったのは、27年連続で下関市竹崎町4丁目のJR下関駅東口駅前広場。

1平方メートルあたり19万5000円です。

またJR新山口駅前の山口市小郡黄金町・県道山口阿知須宇部線通りは14万5千円。

県庁所在地の路線価としては全国43位です。

県内11の税務署管内の最高路線価は宇部・徳山・防府の3署で上昇、8署で横ばいとなり、1992年に現在の評価基準となって以降、初めて下落が「ゼロ」となりました。