「人権は法があれば守られるのではなく、みんなで関心をもち行動することで守られる」 前最高裁長官の戸倉三郎さんが母校の徳山高校で講演

この記事をシェア

  • LINE
山口 2025.11.17 19:38

周南市出身で前最高裁長官の戸倉三郎さんが17日、母校で講演会を開きました。

徳山高校の卒業生でことし、秋の叙勲の最高位にあたる桐花大綬章を受章した戸倉三郎さんは2022年から2024年まで第20代最高裁判所長官を務めました。

(戸倉三郎さん)
「法律だけではなく歴史や自然環境いろいろなことで社会は動いていますからそういったものに対する十分な知識・関心をもつことが大事だと思います。」

講演会は人権教育の一環として開かれたもので、戸倉さんは「人権は法があれば守られるのではなく、みんなで関心をもち行動することで守られる」のだと語りました。

(生徒は)
「心の中で思っていることに法は介入せずに行動してしまうことに法が介入するということが自分の心に深く落ちて、行動する前に考えなきゃいけないと思いました。」

講演会の後には、戸倉さんが実際に着用していた法服の試着会も開かれました。