夜間も基地周辺に騒音が響き渡る 地元の反発の中で始まった岩国基地でのFCLP=陸上模擬着艦訓練
17日からアメリカ軍岩国基地で始まった空母艦載機部隊によるFCLP=陸上模擬着艦訓練、騒音は、夜間も基地周辺に響き渡りました。
FCLPは17日午後1時半ごろに始まりました。
FCLPは、激しい騒音を伴うため通常は小笠原諸島の硫黄島で行われますが、硫黄島では火山の噴火が続いていてFCLPを実施できないとして岩国基地での訓練が通告されました。
岩国市など地元自治体では、一貫して「FCLPの実施は容認できない」とのスタンスで強く反発していましたが、通告通り訓練は始まりました。
訓練の時間は午後4時半までとしていましたが市によりますと予定を20分あまり超えて午後4時52分まで行われたということです。
訓練は夜間も行われました。
夜間の訓練についてアメリカ軍は午後6時45分から午後9時45分までとしていますが17日は予定よりも1時間ほど早い午後8時43分に訓練が終了。
市によりますと1日で109回のタッチアンドゴーが確認され市には90件の苦情が寄せられています。
(桂町に住む住民は)
「普段はそこまで日によるんですけど、そんなに気にならないけどきょうはちょっとうるさいなと。夜は子どもが小さいからできれば静かな方がいい」
FCLPは土日祝日を除いて今月26日までの予定です。