事故から83年…旧長生炭鉱で回収された骨のようなもの警察の鑑定の結果「人骨」と判明
山口県警によりますと旧長生炭鉱の潜水調査で回収された骨のようなもの4点について、鑑定の結果、「人骨」と判明したということです。宇部市の旧・長生炭鉱では1942年(昭和17年)に落盤による水没事故が起き、朝鮮半島出身者を含む183人が犠牲となっています。
遺骨の回収に向けた市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」による潜水調査は、去年から行われていて、25日はじめて人の骨とみられるもの3本を回収、また26日、人の頭蓋骨のようなものを回収し、警察に引き渡されていました。
警察の鑑定の結果、25日に回収されたものは左大腿骨、左上腕骨などを判明、26日は人の頭蓋骨と判明しています。
宇部警察署では、警察庁、政府関係省庁などと調整し、誰が身元特定調査を行うのか、どのように変換していくのかを協議するとしています。