【山口天気 朝刊7/4】梅雨明けから1週間…異例の猛暑はまだまだ当分続く 日々健康第一を心がけながら生活を
●異例の早さの梅雨明けから1週間…まだまだ猛暑の日々は止まらず
●昼間の猛暑のほか夜も熱帯夜多い エアコン活用などで睡眠もしっかりと!
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先週金曜日の異例の早さの梅雨明けから1週間が経過しました。すでに県内は暑さが厳しい日々ですが、この先もまだ当分、異例の猛暑が止まる気配がありません。
きのう3日(木)は山口で最高気温37.4度を観測。島根県の津和野と並んできのうの全国で最も高い気温、日本で一番暑い場所となりました。西日本は今、日本の南から太平洋高気圧が強く張り出していることに加えて、大陸方面からチベット高気圧という上空の高気圧が張り出していて、ダブルの高気圧でふたをされて、熱がこもりやすい気圧配置…
この気圧配置が、この先もまだ当分、大きく変わる兆しがありません。このため当分の間は、空模様は変わり映えなく、連日の夏空、そして体力を消耗し続ける暑さが続きそうです。
連日の猛暑で身体に疲れが溜まっていませんか?夜も少々寝苦しい日も増えてきていますが、夜もエアコン活用などの心掛けで、しっかり睡眠をとって、体力回復もいつも以上にしっかり行って頂きたいと思います。
なお、日本の南東海上の台風3号は、日本の東海上を北上する予想で、日本列島には近寄らない見込みです。
きょう4日(金)も県内は、ほぼ夕立はなく、ひたすら強烈な日ざしが照りつける一日に。日傘、帽子の活用や日陰を選んで歩くなどの心掛けで、暑さから身を守りましょう。
日中の最高気温は山口や広瀬、岩国で36度、周南も35度に達する猛暑日となったり、今年一番の暑さをさらに更新する所も多い、とみています。昼間、気温が高い時間帯は特に、激しい運動なども控える心がけをお願いします。
きょう4日(金)は今のところ熱中症警戒アラートは出ていませんが、アラート寸前といったところで、危険な暑さは変わらず。特に日中の時間帯は激しい運動などは控えて、水分補給などはこまめに。お散歩、ジョギング、庭仕事などできるだけ朝や夕方のしのぎやすい時間帯を上手に活用していきましょう。
まだ当分、終わりの見えない猛暑の日々…夕立さえも、来週前半頃まではほとんど期待できない、とみています。昼間の厳しい暑さだけでなく、夜も熱帯夜となることも多いため、おやすみの際もエアコン活用などで睡眠も十分にとり、体力の回復を日々心がけていきましょう。
ますます深刻になりつつある暑さに対して、くれぐれも無理は控えて、健康に過ごすことを一番に考えていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)