防府天満宮で米の豊作を祈る御田植祭 米不足の中で早乙女姿の巫女が祈りを込めながら苗を植える
ことしは特に、強い祈りが込められているのではないでしょうか。
米の豊作を祈る御田植祭が防府天満宮で行われました。
防府天満宮の境内につくられた神田では早乙女姿の巫女が祈りを込めながら丁寧に苗を植えていきました。
この御田植祭は米の豊作を願う神事で毎年6月30日に行われます。
巫女によって植えられた苗は参列者らが持ち帰ることができて、害虫や病気除けとしてそれぞれ田んぼや自宅に植えて育てます。
(福岡から毎年参列)
「3人分、家族で来たので。(田んぼは)してないけど家で植えとく。お米が出来たらいただく」
(実家に田んぼがある参列者)
「コメ不足もありますし、なかなか不作の時もあるので心配はある。隅にでも植えさせてもらってご利益があれば」
(巫女・渡邉 奈々葉さん)
「育てられる皆様の健康なども祈りながら暑いので熱中症にも気を付けていただいていいお米ができるよう祈っている」
また、防府天満宮では御田植祭にあわせて暑い夏を乗り切るための「夏越神事」も行われました。
30日は500人ほどの参列者が藤のかずらで作られた輪をくぐって半年分の罪や穢れを払っていました。