うそ電話詐欺の犯人との実際のやりとり 詐欺被害防止へ県警が動画公開
相次ぐうそ電話詐欺への対策です。
県警はうそ電話詐欺の犯人との実際のやりとりを動画で公開しました。
(犯人)
「大阪府警、捜査2課のカトウです」
これは、ことし4月、山口市に住む男性のもとにかかってきたニセの警察官を装った不審電話の一部です。
県警は詐欺被害に対する注意喚起を強めようと、犯人との実際のやりとりを編集した動画をこのほど公式Youtubeチャンネルに公開しました。
(犯人)
「現時点で○○さんに課せられている容疑、こちら犯罪収益移転防止法違反と口座開設の容疑がかかっています」
「今から○○さんの供述調書をね、電話での録音システムを使ってね、作成します。」
警察官をかたる手口では、犯罪の容疑がかけられているとして、LINEでの取り調べに誘導されるのが特徴です。
動画の男性は不審に思い警察に相談したことで、被害にあわずに済んだということです。
(県警生活安全企画課 山縣さおり次長)
「(この動画を)家族や友人への話題に出してもらって被害にあわないように気を付けてもらえればと思う」
県内ではうそ電話詐欺の被害が相次いでいて、県警では注意を呼び掛けています。