国の重要文化財・山口県政資料館の壁に傷…何者かが故意に傷つけたか

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山口 2025.11.19 17:14

国の重要文化財に指定されている山口県政資料館(旧県庁舎)の壁が傷つけられているのが見つかりました。

山口県によりますと今月15日、県政資料館を管理する団体の職員が開館準備の際に旧知事室の入り口ドアの留め金付近の木製の壁に傷があるのを見つけました。

傷は、故意に留め金を円を描くように強く押し当ててできたものとみられ、館内を調べたところ旧正庁会議室の入り口ドア付近の漆喰の壁2カ所で同様の傷が見つかりました。

建物は開館中の出入りが自由で、いつ傷つけられたのかは分かっていません。

県政資料館(旧県庁舎)は1916年(大正5年)7月に建築されたレンガ造の2階建ての建物で1984年に国の重要文化財に指定されています。

県は被害を警察に通報し守衛による巡回を強化すると共に今後、文化財建造物保存技術協会に相談するとしています。