【山口天気 夕刊11/17】一気に冬へ…あす18日(火)~20日(木)にかけて師走の寒さ続く 山では雪・凍結注意の所も
●冬型気圧配置強まり 上空に強い寒気流入
●あす18日(火)~20日(木)にかけて3日間は 全般に師走の寒さ
●日本海側や山間部では時雨模様のにわか雨も度々 標高が高い山では雪も
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週明けのきょう17日(月)の県内は、日中の気温は20度くらいまで上がった所が多くなりましたが、午後は次第に冷たい北風がやや強まり、日が暮れてからは、じわじわと寒さが増してきています。北海道の北に進んだ低気圧と大陸の高気圧との間で、等圧線が縦じま模様の冬型気圧配置となってきていることによるものです。
このあとも冬型が続くとともに、あす18日(火)にかけては、山地で雪となる目安の強い寒気が中国地方あたりまで南下してきます。
この寒気の流れ込みで、まずは寒さが冬本番。あす18日(火)、あさって19日(水)、さらには20日(木)と3日間は、最高気温でも15度には届かず、全般に師走の寒さ。朝晩はコート、マフラーといった冬物グッズも活躍する寒さの所が多くなります。また、強い寒気が流れ込む影響で、日本海側や山間部のエリアほど、気まぐれな時雨模様のにわか雨のタイミングも度々やってきそうです。
また、その時雨模様の雨が標高が高い山では雪となり、あす18日(火)夜~あさって19日(水)にかけては、中国山地の島根・広島エリアから、県内でも県境に近いエリアでは一部、山の頂上付近がうっすら白くなったり、路面凍結要注意の所も出てきそうです。
標高が高い場所は。いっそう冬本番…と心得て、県境付近の峠道の車の運転は、万全の冬装備もお願いします。
あす18日(火)は、いっそう北風の冷たさが増してきます。朝から日中にかけて、あまり気温が上がらない所が多く、最高気温で11~15度くらい、徳佐は10度に届かないなど、各地で師走の寒さとなるでしょう。また、日本海側や山間部ほど寒気に伴う雲が広がりやすく、午後は一部時雨模様。徳佐は夜になると、にわか雨が雪交じりとなる可能性があります。
水曜日、木曜日も冬の装い必須の寒さで、一部時雨模様。高い山では雪が舞うこともあるでしょう。その後、週末にかけては落ち着いた空模様が戻りますが、昼間は少し寒さが和らいでも、朝晩の冷え込みは強い日々が続きそうです。
紅葉は、寂地峡はピークを過ぎつつある一方、山のふもとの名所で色付きピークを迎えつつある所が増えてきました。今週はこのあとの冷え込みで、街の近くの名所でも、いっそう急ピッチで色付きが進みそうです。
ぜひ寒さ対策は万全に行いながら、秋の彩りをしっかり楽しみましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)