全国で山口県だけで実施!「小中高生思い出川柳コンクール」子どもたちが思い出を詠んだ川柳とは
児童・生徒がユーモアたっぷりに普段の生活を川柳に詠んだ川柳コンクールの表彰式が行われました。
小中高生を対象にした「思い出川柳コンクール」は、第一生命が2022年度から全国では山口県だけで行っているもので、今回は県内357校から7000句あまりの作品が集まりました。
この入賞作品のお披露目式が山口市のホテルで行われ小学生の部、最優秀句はこちらに決まりました。
「お母さん 仕事の電話 声きれい」
詠んだのは周南市の遠石小4年高橋康太郎さん。
管理栄養士のお母さんが家の中で時々、仕事の電話をしている時の声を詠みました。
(母)「もしもし、っていう感じで普通に・・・」
(高橋さん)「電話の時は、はい~って感じになります」
(母)「声が高くて変、とかそういう言い回しではなくて。声きれい、っていう言葉を選択するのがユーモアがあるんだなと思いました。」
そして、中高生の部最優秀は萩市の田万川中1年中村はるひさん。
親にムカつくことが増え、反抗期に入ったことを実感しているといいます。
「『ありがとう』 言えないだけだよ 反抗期」
(中村さん)「(ありがとうは)恥ずかしいし、普段伝えてないから、急に伝えられたら親の方がびっくりするんじゃないかな。」
(母)「日ごろはこの句の通り素直に言うことは少ないので。でも、そういう気持ちがあるんだなというのが分かってこの句を見たとき、嬉しかったです。」
感謝の気持ちを川柳で表せたものの反抗期は、やはり複雑なようで…。
(中村さん)「(ありがとうは)多分、これからも言えないと思うんですけど、伝えられるときには伝えておこうと思います。」
応募作品には去年の猛暑や物価高を嘆くような句も多かったということです。