【山口天気 夕刊9/18】あす19日(金)は天気回復も 20日(土)は再び強雨・雷に注意 台風・熱帯低気圧の動向にも注意を
●あす19日(金)は秋雨前線は離れ 雲多めながら多少晴れ間
●20日(土)は前線や低気圧の接近で 再び強雨や雷が心配
●日本周辺に台風や熱帯低気圧が続々発生中 今後の動向に注意
==========
秋雨前線の南下に伴い、きょう18日(木)夜明け前~朝の時間帯、県内は雷や激しい雨に見舞われた所が多くなりました。日中は雨雲は途切れがちの時間が多かったものの、夕方になっても、まだ雨雲は所々に散らばっている、という状況です。
天気をぐずつかせた秋雨前線は、あす19日(金)にかけてはいったん四国の南まで南下。ただし、大陸で新たに伸びてくる前線が次第に低気圧を伴いながら、20日(土)にかけて再び西日本付近を通過していく予想です。
あす19日(金)の県内は、前線が南に離れ、いったん天気回復。雲は目立つものの晴れ間も多少期待できる空模様となりそうですが、
20日(土)は再び天気が崩れ、ここでも、また少々強い雨や雷などの心配があります。週末のお出かけなど十分ご注意下さい。日曜日は、また前線は南に離れ、天気は持ち直してきそうです。
さて、秋雨前線の動きとともに、この先、少し気になるのが「熱帯低気圧・台風」の動きです。日本周辺3つの熱帯低気圧のうち南シナ海の熱帯低気圧が、きょう18日(木)午後に台風17号となりました。
この17号は大陸に進む見込み。また、フィリピンの東の熱帯低気圧が発達しながら、17号を追いかける進路を取る予想です。日本列島に近づく雰囲気はありませんが、沖縄方面は風や波などの影響が多少ありそうです。
一方、日本のはるか南東海上の熱帯低気圧は、来週には小笠原諸島の東で暴風域を伴う勢力に発達の見込み。徐々に北寄りに進路を変える可能性が高いものの、西に進み続けて本州に迫る、と予想するデータも一部にあり、まだ進路は定まらない状況です。来週にかけて台風の動きに引き続き、ご注目ください。
あす19日(金)の県内は、雲多めの空ではありますが、時々雲の隙間も広がる、明るめの曇り空…雨の心配はない、とみています。北から流れ込む秋の空気により、朝晩は心地よさを感じる気温。日中の気温も30度前後と、これまでのような極端な暑さはありません。
20日(土)は前線や低気圧の接近で再び天気不安定。日中を中心に一時強い雨、雷などに再び注意が必要です。日曜日~来週前半の「秋分の日」の頃にかけては晴れ間の多い天気となりますが、暑さは控えめで、最高気温で30度ちょっと。朝晩は20度くらいとなる日も出てきて、秋らしい涼しさとなってくるでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)