村岡知事が企業を訪問し若者の県内の就職・定着に向けた環境整備を要請

来年春の高卒予定者を対象にした求人受付けが来月からハローワークで始まります。

村岡知事はきょう（8日）企業を訪問し若者の県内就職・定着が進むよう要請しました。

建築・不動産事業などを手掛ける山口市黒川の田村ビルズグループ本社を訪問した村岡知事は、田村伊幸社長に対し、社員の賃上げや学びなおしなど職場環境を整備することで若者の就職・定着を進めるよう要請する文書を手渡しました。

社員260人の田村ビルズグループでは高卒を含めた新卒をここ数年、十数人規模で採用していて、新入社員の奨学金返還や人材開発に関する国や県の奨励金制度を利用しているということです。

（田村伊幸社長）
「新卒と中途の採用を両軸で動かしているんですが、どちらもまだ希望の採用人数には届いていない」

来月2日からハローワークでは来年春の高卒予定者を対象にした求人票の受付けが始まり、企業による採用活動がスタートします。

（知事）
「（新卒者は）他の県からの奪い合いの競争も激化しているので山口で頑張っていこうと思ってもらえるような職場環境を広げていかなければいけない

人材確保に向けた同様の要請は県内のおよそ2000社に対しても文書で行うということです。