【山口天気 夕刊6/6】この週末 県内も梅雨入りへ 週明けは梅雨最盛期のような 少々激しい雨が降る心配も
●この週末、とうとう県内も梅雨入りへ
●早くも週明けから、少々激しい雨が降る心配も
●フィリピン付近には、台風になる可能性のあるまとまった雲が…今後の動きに注意
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ここしばらく県内は高気圧に覆われて、穏やかな空模様が続いていましたが、この週末からは、とうとう県内も大雨シーズンに入ります。
現在、梅雨前線は日本の南に停滞していますが、これとは別に大陸からの前線が県内に接近することで、あす7日(土)は雲に厚みが増し、日ざしは控えめになっていきそうです。
あす7日(土)のうちはまだ天気の大きな崩れはありませんが、あさって8日(日)の午後にかけて、まとまった雨雲が九州方面に流れ込む予想です。
このタイミングで県内も梅雨入りになるとみていて、さらに週明けにかけて少々激しい雨が降る心配があります。
梅雨入り早々、週明けから梅雨の最盛期を思わせるような雨に対し、今のうちから心構えをしっかり高めていただければ…と思います。
来週にかけて、もう一つ気になることがあります。
現在、フィリピンの東側に注目をすると、少々雲がまとまりつつありますが、この雲が台風へと発達する予測データも出ています。
ここからの湿った空気の影響で、梅雨前線の活動がより活発になる心配があります。
この背景も踏まえながら、来週はしっかりと緊張感を高めて過ごしましょう。
あす7日(土)は一日雲が目立ちますが、天気の崩れる心配はないと見込んでいます。
雲の隙間から日ざしが届くタイミングもあり、日中の最高気温は各地で30度に迫る厳しい暑さとなりそうです。
あす7日(土)は湿度も高く、空気がジメジメするため、雲は多めですが、油断せず水分補給はしっかり行いましょう。
あさって8日(日)は夕方ごろから、ところどころでパラパラと雨が降る予想です。
週明け9日(月)から、より活発な雨雲が県内に広がり出し、時折雨が激しく降るタイミングもありそうです。
来週後半にかけても雨は続き、時折雨脚が強まるため、今のうちから大雨への心構えをしっかりと高めて過ごしましょう。
一方で夜は気温が下がりにくく、ジメジメした寝苦しい日々が続く見通しです。
(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)