9月6日「山口のヒロシマデー」追悼式典・被爆した兵士の遺骨が山口市で発掘されたことをきっかけに
9月6日は、被爆した兵士の遺骨が山口市で発掘されたことをきっかけに「山口のヒロシマデー」とされています。
山口市で原爆死没者を追悼する式典が行われました。式典は、兵士の遺骨が見つかった墓地に立てられた原爆死没者の碑の前で行われました。
(山口県原爆被爆者支援センターゆだ苑 八代拓 理事長)
「原爆というものが、現代にどのような影響を残しているのか、80年前、どのような苦しみを人々に与えたのか、本日はそうしたことをみなさまで考えそして死没者の方々に心を寄せる一日にしていただければと思います」
式典では、この1年で亡くなった被爆者3人の名簿が納骨堂に納められました。
「山口のヒロシマデー」は1973年9月6日に、山口市宮野江良にある墓地の一角から広島で被爆し亡くなった兵士3人の遺骨が見つかったのをきっかけに始まりました。
(山口県原爆被害者団体協議会 林三代子 会長)
「私たちは世界で初めての核兵器の被害者として、核のない平和な世界を願い、『2度と被爆者をつくるな』とより一層訴え続けていかねばなりません」
山口県内で被爆者健康手帳を持つ人はことし7月末現在1324人です。