【山口天気 朝刊6/27】異例の早さの「梅雨明け」秒読み…真夏全開の空へ 当分は厳しい暑さ止まらず

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山口 2025.06.27 06:21

●夏の高気圧が この時期にしては異例の強さに…
●県内は当分の間は真夏の空 異例の早さの「梅雨明け」発表間近
●異例の厳しい暑さ続く 熱中症対策など入念に
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前線や低気圧に伴う活発な雲が日本の東へと抜けつつあります。日本の南岸に伸びる前線の雲が一部、九州や四国にかかっているものの、前線の活動は西から弱まりつつある状況で、山口県内は目立った雲はなく、すでに朝から強い日ざしが地面を照らし始めています。

これから前線は次第に姿を消し、夏の高気圧が、この時期としては異例の強さとなってくることで、異例中の異例の早さで季節は真夏モードに突入します。



県内は、これから当分の間は、太陽がギラギラ輝く真夏の空が続く日々…まだ西日本の一部に残る雲も、週末にかけて少なくなっていき、各地でジリジリ日ざしが照り付ける天気となっていきます。どこで季節に線引きを行うのかの判断は少々難しいものの、もう梅雨明けは秒読み状態…気象庁が、県内を含む西日本の各地で異例の早さでの梅雨明けの発表を行うのも、もう間近、とみられます。

異例の早さでやってくる真夏…異例の早さで来る、猛烈な暑さとの戦いの日々にもなります。出来る限りの入念な熱中症対策、健康管理の心掛けを最優先に生活していきましょう。



きょう27日(金)の県内は、日ざしが一段と力強い一日。天気の崩れはなく、雨傘ではなく日傘が活躍します。



日中の最高気温は広く30度以上。山口市内など内陸中心に33度くらいとなるところが多く、いっそう身体に堪える暑さとなってきそうです。



きょう27日(金)、熱中症は広く「厳重警戒」レベルとなります。激しい運動は控えて、頻繁に水分補給なども意識して、お過ごしください。



この先、当分の間は、もう真夏全開の空。強烈な日ざしが照りつける日々で、少し夕立のにわか雨はあるかもしれませんが、大地を冷ますようなしっかり降る雨は、しばらくありません。
一段と体力を消耗する暑さにもなり、山口市内では日曜日以降は連日、最高気温35度以上の猛暑日となる予想…異例の早さで来る真夏の天気に、出来る限りの暑さ対策、健康管理と、日々の疲れを次の日に持ち越さない心がけで、お過ごしください。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)