【山口天気 朝刊9/5】台風15号は近畿~本州南岸を東進へ 山口県は台風遠ざかるとともに猛暑復活

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山口 2025.09.05 06:41

●台風15号は四国に上陸 このあとは近畿~本州南岸を東進へ
●山口県は台風遠ざかり天気は回復傾向 日ざしが戻ると再び猛暑
●週末にかけても危険な暑さが続く
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台風15号は、九州や四国に極端な大雨をもたらしながら九州の東の海上をを北上し、県内は昨夜から台風の強風域に入り、夜中は四国方面からの活発な雨雲により、県東部中心にややまとまった雨になりました。昨夜の降り始め(4日18時)から今朝(5日6時)までに、周防大島町安下庄で61.0ミリ、柳井で39.5ミリ、岩国で26ミリの雨を観測しています。

きょう5日(金)午前1時頃、台風は高知県宿毛市付近に上陸。台風の東進とともに、県内は活発な雨雲は大部分が東に抜けました。



台風は、このあと、きょう5日(金)昼頃には紀伊半島付近を横切り、その後、今夜にかけて東海、関東の太平洋沿岸を東よりに進む見込みです。



台風に伴う活発な雨雲も、近畿、東海、関東方面に進んでいくため、東日本方面では、これから先の極端な大雨や交通の乱れなど、十分注意警戒が必要です。東日本方面に出張の予定がある方など、交通情報に十分ご注意下さい。



一方で県内は台風が去ったあと、日中は順調に天気回復。その後、週末にかけても晴れ間の多い天気が続きますが、強い日ざしに加えて、台風が置いていく暖かな空気の影響もあり、再びの“猛暑”に十分気を付けていく必要があります。

今週末に運動会が予定されている学校もありますが、まだまだ体力をかなり消耗する危険な暑さに、この週末にかけて十分ご注意下さい。



きょう5日(金)の県内は、台風が去ることで天気は回復傾向。日中は各地で日ざしが戻ってくるでしょう。ただし、午前中は日本海側ほど海からの湿った風の吹き付けで少しにわか雨の所があり、午後も蒸し暑さが増すほど天気は少々不安定になって、多少夕立の心配もあります。



日ざしが戻るとともに再び厳しい暑さに。最高気温は所々35度に届く猛暑日になる予想です。



晴れてくるにつれて再び体力を消耗する危険な暑さに。引き続き油断せず、入念な暑さ対策を続けていきましょう。



今週末は局地的な夕立は少々あるものの、一段と太陽メラメラの真夏そのものの空。山口市内は体温超えの猛暑となるおそれがあります。
来週は前線や湿った空気の影響で、ぐずつく天気の日が多くなるものの、まだまだ秋の気配には程遠い、厳しい蒸し暑さの日々は続きそうです。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)